ドルアーガの塔/狂乱家族日記

ドルアーガの塔 〜the Aegis of URUK〜・最終話。なんとここでも「第一部完! 続きは来年ね」でありましたかあ。とにかくまァったく終わらせる気の無い、オシシ仮面方式の最終話であってもうどうしたものやら。とか言いつつ、何故か「あ、それならいいや」とか思ったワタシも居るんですがね。つまりその、このまま終わったらちょいと小粒作品に過ぎるなあ…と思ってたので。べ、別にワシはこの方式を是認したワケじゃないんだからね! もう!


「英雄なんかじゃない」キャラ、「お前なんか神じゃない」敵、そしてこの茶番としての最終話。あくまで虚飾性や物語性を引っぺがそうとするノリは面白くもあるが、んー…やっぱこの一クールで真面目に構築して欲しかった気がせんでもないな。全体的にバカ話とマジ話とフィラー話の食い合わせが妙にアンバランスで、「こんな作品」という捉えどころやフックに乏しい印象が残ってしまったよ。ゲームのタイアップ企画アニメとしてもちょっとアレなんじゃないのかしら。どうなのかしら。


などと言いつつ、ちょっとすっとぼけたキャラも含めて案外と楽しめた作品であったのも事実。それはワシがゲーム的手続き戦闘好きだからかもしれませんけれど。とりあえず忘れないうちに続編の放送を願いますよ。企画が潰れてなければ、ね。…あーいっこだけ。ドルアーガ攻略にワンダと巨像的な「よじ登って弱点ちくちく」戦法を用いてましたが、アレはゲームでも有効ですか? ならちょっとゲームもやってみたい気がしたです。以上。


狂乱家族日記9話。何の表記も無いけどまごうこと無き番外編。釘宮声のロリ海賊が出てきて、あとはそのう、よう判りません。観客全てを置いてけぼりにしかねない勢い、というか手前勝手な脚本速度で書き飛ばす30分であってこれはこれであんまし悪くないなあ。ギャグ一つ々々のキレがイマイチ良くないんだけど、こんなけ思い切って極端な構成にしてくれればそれが「芸」にもなりまさァな。


それにしてもこの無秩序な脚本はちょっと凄い。よくやる「リレー小説」みたいな整合性の無さに割と感心したり。何故かミクだったりT-800だったりするパロディともいい辛いノリは、ちょっと昔のアニメ的お遊びを思い出したがどうか。うる星とかマクロス辺りのね。


あー、んー、あとユウカさんのケツが良かった。あとクラーケンは別に頭足類に限らずともエエのですよ? あとはんー、早口の西村知道さんがちょっと大変そうだった。