●図書館戦争8話。昇任試験でGO! の巻。図書隊さんの業務が多岐に亘ることはよく判ったが、タスクフォースの一員として「子供への読み聞かせ」があるってのはかなり恐れ入った。「どこを見て評価するか」によってはちょっと面白い試験かもしれんな、これ。ともあれ、魔女ババアから女独裁者まで沢城さんの演技を賞玩するに良いシチュではありましたが。
…てな状況設定は本筋ではなくて、基本的には30分ずうっとデカ女とチビ男のラブコメ芝居を見せ付けられるお話でした。ああ、何だこのアニメ。罪が無くてよろしい。しかしホンマ、「戦争」を離れるとすげえ生き生きとする作品だよなあ。いっそのことめんどくさい思想や闘争なんかなくしちまえば構造的にスッキリするのに、ってこれは問題発言でしたか。
男女二人の完璧超人(石田と沢城)は便利キャラ、だからこそ使いどころが難しそうではある。今んとこエエ感じに隙やらヘンなとこやらがあるのでおもろおますけどな。
●仮面のメイドガイ11話。ちちクラブリーダーさんの記憶を救え! の巻。語り起こしから最後のオチまで、その完成度においてほとんどスキのない佳編だったように思う。いつもながら素晴らしく志の低いストーリーに加え、今回はその演出や作画のスイングが実に鋭い。かなり目の離せない1話でございましたよ。
そしてこういうときは得てして声優の演技もノるんだよなあ。なるほどリーダーさん(いやまてリーダーが本名なのか!? 「鈴木理以駄亜」とかそんなんか?)の川島得愛はこのためか、と納得させられるほどのエエ男/ダメ男の微妙なサジ加減がグッドだし、小林ゆうと加藤英美里がどんどん「小林ゆうと加藤英美里」になってってるのも楽しいし、高橋広樹のバカっぽいどーしよーもなさにも研きがかかっておる。てェか何故エロ金魚の声が大塚芳忠? 卑怯であるよ。
…いやあ、堪能しました。このままずっと志低く邁進していただきたい…って、次回最終回かあ。それは残念。