ドルアーガ/狂乱家族/ペルソナ

ドルアーガの塔 〜the Aegis of URUK〜・3話。ギルガメス王は何か知らんが不死者っぽい謎の人であり、カーヤさんと繋がりがありそうであり、まァそこら辺の伏線はほっぽらかして主人公は何とかパーティを組みました、というお話。後々効いてくるエピソードのようだけどちとモッタリ気味の展開。されどとりあえず茅原実里のリボン娘従者があまりに作り物臭くて気に入りました。何だあのフルスイング三振気味な造形(デザインもキャラ付けも)。割と好きかも。


相変わらず危機感のない…というか、深刻な状況に嫌われてでもいるような主人公たちであって気合の入らないことだなあ。グリーンスライムと戦闘中に溺れてしまうのも情けないし、どうも気絶属性があるらしい戦士主役ってのも大概だ。ぼんぼこ怪物が降ってくる町という絵面が既にシュールですけどね。意外とこの抜けたテイストってのはキライじゃないみたいなワタシなので、もうちょっと付きあってみます。


…でもそのうちマジメ展開になっちゃうんだろうな。それで別の面白さがありゃ良いのだけれど。


●新番組・狂乱家族日記。原作についてはよく知らず。過去の強大な神性の子孫達とムリクリ家族縁組させられた特務機関青年のお話。作品作りのコンセプトとして「ムチャなテンポ」ってのがあるようで、必要最小限にちょっと足りない程度の状況説明がされたら後はずうっと走りっぱなし。タメや余韻もあらばこそ、とにかく元凶・キョウカさんによる一方的なベクトルでもって一気に話が終わる。ちうか、ほとんど内容がない。潔い。


ただまあ、上でベクトルと言った通りその勢いは一方向のもので、「狂乱」という言葉がイメージさせるカオスっぽさは案外少なかった。ちうかその詰め込み具合のおかげで、Aパートが第1話・Bパートが第2話、てな感じの「一昔前のテレビマンガ」っぽいお約束要素が感じられたり。そうさなあ、街中人外ヨメバトル、ってことで何かうる星の1話思い出したりして。


んー、あまりストレス無く見られたので継続してみましょうか。あとキョウカ役の藤村歩さんは本当にお疲れさまです、ってことで。


PERSONA - trinity soul -・15話。主人公達はペルソナ使ってマレビトと闘うことを要請されるのでした、という。お、第二クールに入った途端に判りやすい展開になったな、と思ったけど話の筋自体がちと散漫気味だったのが皮肉と言うか。いきなりバトルしたり意味深な会話から始まったり、マレビトたちと相対した時にどう行動していいものか探り々々なんだよね。またバトルシーン自体に妙に危機感がないのも気になった。シン兄ちゃん大変そうなんだから、江川刑事早う助けたれよう。


ここぞというタイミングで登場のジュンさんペルソナ、女の子モードの沢城声と相俟ってかなりの劇的加減。ただ、一発撃たれてすぐ倒れちゃう、てなオチはヘボ気味ではないですか。子安兄さんの時みたいな「取り返しつかない」的演出が薄かったので、まあ死んでないだろうなあってのは判りましたけどね。