ドラゴノーツ/もやしもん/みなみけ

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-・5話。金子ひらくと聞いて飛んできました、ってヤツ? 言いたい事は色々あるのですが、とにかく画面上のちちがとてもちちなのでそれで充分っちゃ充分な回ではありました。水風船の如き質感/量感は流石の金子作監。vsギオのベアナックルバトルシーンも、平野さんのサディスティックな言動と相俟ってかなりの見所となっていたように思う。うん。


話自体はまあ、ね。場所が月である必然性があったのかな、とかね。あと、上記平野ガーネットさんはその極北だからエエとして、登場人物が基本的にSかつギスギス性格のヤツしか居ないので、どうも話がガキ臭く見えるんだよな。誇大妄想者ばかりでプロが居ない、というか。その割に状況設定が甘いってのもチグハグな印象を与える所なのだよな。ギオさんがあまりにも簡単に罠にはまるので、何か考えでもあるのかと思ったらただの不注意だったりね。もうちょっと上手く行動させてあげたいなあ。


もやしもん3話。及川さんがホンオフェとともに登場し、ゴキ卵入りの口噛み酒を長谷川さんが呑む話。相変わらず遊びや無駄部分が極力少ない構成でありパッパカ話が進む。一千万円がチャラになるまでこんなに短期間だったのな。もっと時間が経ってたようなイメージがあったですよ。


なし崩しに仲間に引き入れられてしまった及川さん。原作は特に女性キャラの外見が割と似通っているのだけれど、アニメ化に際して何とか差別化を図っているのが感じられますな。色が付くと見分けやすいってのもあるか。あと、第3話にして今までで一番作画状況が突出していたのは何か不思議。及川にすがりつくバカ二人のシーンとか、このアニメでもここまではっちゃけた作画するんだ、と思ったりした。


どんどん悪化/混沌化してゆく事態が口噛み酒一本で解決してしまう、という強引なバカ展開はやっぱ面白い。あの二人に樹先生が土下座するシーン、何故か筒井康隆の「法子と雲界」を思い出すのだよな。葉っぱのお金で賭けをする弟子二人に法子が額づく絵と重なったりする。どうでもいいか。


みなみけ5話。水着で海でゴーでまあ、そんな話。ドラゴノーツの直後にこれを見るので、あの巨大質量に比べると流石に…いや、それは比べてはいけない。海シーンの前半は健康的(だか何だか)なお子様体型キャラがきゃいきゃいする絵であり、そのワンクッションがあるので長女さんが出陣されるシーンでは「すごいのだ」ってことになるワケでして。いや、充分なプロポーションであると愚考いたします。ハイ。


海に行った後はみんなちゃんと焼けており、キャラごとにそのメラニン具合も異なっているのは丁寧で良い。こういう微妙な色使いを見るとコンピュータ彩色の恩恵を感じられることであるなあ。しかし長女さん、てるてる状態でぶる提げられてる三女をほったらかしとは案外冷たいな。