●大江戸ロケット20話。実は録画予約失敗してたのでゴニョゴニョしてなんとか補完。てことで承前、イっちゃってる鉄十をどうするのかなあと思ったら「話が進まないので強制退場」の台詞に笑う。身も蓋もねーなー。
本編は青の獣と白の獣と赤井と銀次郎、色の名をもつ人たちによる愛憎劇でした。清吉は今回ちょっとだけ脇的ポジションだったかな。とにかく八丁堀のダンナの覚悟と決意、ダークサイドを呑み込んで以降の吹っ切れ加減がよろしい。「だからお前は俺に負けるのだ」の台詞に違和感が無いのは大したもんだ。少なくともこの時点で彼に「ウソ」は無い。その強さはしかし、脆くもあるように見えるのだが…。
心が分離すると身体も分離してしまう（そしてそれこそが大罪である）という獣さんたちの事情。人なれば誰しも経験することであり、青の獣さんへの感情移入が高まりますな。「帰りたいような帰りたくないような」以降の愁嘆場は定番ながらグッと来る流れでございました。
一応のケリがついたものの「上手く行き過ぎ」のように見える状況であるのは間違いおまへんね。赤井も青獣＋眼も生きているし、宇宙船については全部パーだし。…あと、予告にて眼さんが「俺に台本来てねーじゃん！」と嘆くとこ、本作に多いメタギャグの中でもさりげなくて面白くて割と好き。
