sola/デスノート

●新番組、sola。何かいかにも原作ありげな作品なんだけどそうじゃなくて、所謂「メディアミックス」ってヤツらしい。どのみち他メディア版は知らないのですがね。


何かというと空の写真を撮っているカメラーな男の子、ミーツ、夜しか出てこない謎の超常能登娘、なのかな。周囲の女子がものすげえテンプレート通りだったり、ヒラヒラ服のロリ娘が廃屋やダンボールの中で過ごしててもしわ一つない姿だったり…というまあ、かなり現実離れしたファンタジーアニメだわな。と思ってたら、後半になってマジでファンタジーであったことが明らかになる。あそか、じゃいいんだ。


主役の人のポエミぃ台詞や能登さん娘のキャラ造形がどうもカユくて、あと割と苦手気味なキャラデザインだったりで、ちとワタシの手には余り気味。てことで、これも正しき鑑賞者に委ねるべきだろうな。あ、作品の質自体はちゃんとしたもんだったと思いますよ。チンチン電車や海辺公園のある風景と、いくつもの表情を見せてくれる「空」は確かにエエ感じでしたしね。


しっかし、藤原啓治が浮いてんなあ…。


DEATH NOTE・23話。窮鼠猫を噛むのか噛まれるのか。土壇場の極限まで悪あがきを諦めないヒグチさんは小悪党の鑑ですなあ。二又一成大熱演だ。特に後半のカー+ヘリチェイスな展開はアメリカドラマみたいで楽しかった。「なるほどこのための小林清志か!」のスナイパーワタリとか、アフロ藤原刑事の復活とかもね。んであの隣の人誰だっけ。


隠しカメラを通じて核心に触れつつあるL。流石に超自然の死神なんてことは「考えたくない」ですわな。今のところ善人モードのライトさんであるが、元の悪人(元か?)に戻った時にこの瞬間をヒヤヒヤして思い返すのだろうか。とりあえずミサさんは縛られとけ縛られとけ。


このままデスノートの詳細が公になるワケもなく、次回もエライ展開になるのだろうとは思うが、ここまでの盛り上げと一段落感はなかなか良かった。ずーっと夜の街で展開される画面であり、深い影と光のコントラストでもって緊張感が出っ放しだったですしね。おもろかったです。