携帯しきれなかった携帯

●近所を通ってたらお子様たちが数人寄って話していた。みんなで側溝のドブを覗き込んでいる。見ると、真新しい携帯が水草やヘドロの中に半分沈みこむ形で落ちていた。どうやらちょっと前にはまだ落ちてなかったらしい。


あーこりゃ落としたやつはショックでかかろうなあ、と思いつつ話を聞くと、「だからほら今動いてるって」「ホンマや、ぶるぶる動いてる」「誰かかけてきてる。お前出ろって」「やだよお前出ろ」とか何とか。


ワタシの目には、ただ水流の加減で動いてるだけにも見えたんだけどね。まァ何だ、残念至極な携帯人生の終りだったけど、最後に子供達に喜んでもらえた分まだエエやんかいさ。ねえ。良かった良かった。てことで、最近パールカラーの携帯を落とした覚えのある方はワタシにレンラクくらさーい。どぞよろしく。


●さっきそこ通ったらもう無かった。なのでもうレンラクしないでくらさーい。どぞよろしく。