パンプキン/のだめ/すもも

パンプキン・シザーズ21話。大臣と少尉殿の決闘は決着、どころか始まりもしないうちに一話終わってしまった。悠長なことやなあ。悠長なのは構成だけじゃなくて、叛乱市民たちも目の前でバカなことになってるのをただボーっと見てるのみ。決闘だの何だのの前に、あんたらは悲愴な背水の陣を敷いてきたんでしょ? 観客になってる場合じゃないだろうに。


てことで、どうも不自然なとこが多くて困った。この作品、折にふれてこういう「キャラの動きをムリヤリ話したい流れに隷属させる」ってのがあってちと眉間にしわが寄るんだよな。


メガネさんたちは護衛集団の人たちでした。丸メガネがトレードマーク、ってのはなんか目立つな。農業国出身だからフレイルを使いますよってキャラ付けは判りやすい(モルゲンステルンが得物なのでガンダムハンマーみたいですが)。名前がジャンとアラン…ってことはフランス(に似た国)なのですな。


のだめカンタービレ7話。指揮者千秋はその任を全うする。あの寄せ集め集団は要するにのだめ群なのだ。それに気付いた彼は、やっぱし今までと同じ「じゃ、今までのことは忘れちゃってください」手法でオッケーくんである。練習をやるだけやらせといた上でスッと抜く。…ま、これがわざとじゃないのが彼の彼らしい青さでもありましょうな。


本番にて観客の心を奪うクライマックスはなかなかのカタルシス。「ま、これで正当な評価はできなくなったな」の韜晦も心地よい。惜しむらくは曲のエエトコでぶち切れちゃったことかな…ってまあ、30分のアニメじゃしょうがないか。


アニメ中アニメの「プリごろ太」のエーカゲンぶりが楽しかったのですが、どうやらドラマ版とまーったく同じものだったようですね*1。なんか微妙に豪華な声優陣に笑ってしまった。 声で言うと、関智一の千秋さんは。「おまいらのやり方もエエかもと思う」とか言ってる「デレ」バージョンの自然さが上手かったな


すもももももも19話。敵のご兄弟さんが揃い踏みしてくる。その尖兵としてやってくるのはコスプレ人格変換娘、彼女の精神攻撃に関係ガッタガタのすももさんと孝士さんであるが…という。


話のスジはまあ、シリアスもどきな展開に入ったのであんま言うことは無いな。この作品のシリアスってちょっとナニなので。バトルシーンの動きは(枚数の少ない中)かなりシャープにフリを付けてあってエエ感じでしたな。好いたようにぱんつ見せながら闘うすももさんがなんか潔い。


コスプレ巨乳メイド役に豊口めぐみ。流石に上手い。ガテン声や乱暴口調はブラクラ辺りで磨かれた賜物だろうか。しかしカッポーギのお母さん口調までそれらしく演じ分けてるのにはかなり感心しました。ちゃんと特殊能力キャラであることの裏付けになってたな。

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*1:Youtubeにて確認。