コードギアス/ケロロ

コードギアス 反逆のルルーシュ9話。カレンさんは複雑な家庭環境であるのこと。継母が牛耳り実母をメイドとして雇う家庭、ってのは確かに色々とナニではありますな。卑屈な日本人にアンビバレンツな感情を抱くのも良く判る…って、ぱんつ丸見えセミヌードでだいぶすっ飛んでるんですが。


それに限らず、意味の無いお風呂ショットとかねこねこきぐるみとか、臆面も無いサーヴィスシーンを突っ込んでくる態度は割と買います。ええ、そういうとこ好き。本編で語られていることのヤらしさ・生臭さと、ミスマッチと言うよりはよく合っていると思うしね。


あと今回はジャンキー母を抱えてのロボ戦で「どうして! 要らないのに!」と言うシーン。これほどバカみたいに判りやすい作劇法も無いと思うんだが、それまでのコマの配置が優等生的に上手いもんでさらに効果的になっている。構造を重視する大河内脚本らしいと思います。


しかしまあ、小清水カレンさんの二人の母に勝生真沙子天野由梨ですよ。貫禄やわあ。タイプキャスティング見事だよな。


ケロロ軍曹。師走になっても忙しくない奴らがここに、って言明にワタシもしょんぼり。トホホーだ。てことで、バカが風邪引く話。コゴローさんのムチャな風邪っぴきで前後編。


基本的には前にもあったミクロの決死圏(は古いか?)形式の話だが、その侵入対象たるコゴローが暴れまくるのがツイストかな。しかし、コゴローさんの人情探偵話はちと馴染んでなかったかなあ。前後編で別の話にしたほうが没入できたかもしれない。「その時、彼の体内では…」みたいに。


しかし無駄に良く動いてましたなあ! カッコつけのポーズとか落下アクションとか。そういう面では楽しい冒険アニメになってたと思います。あと皆様のモノマネ芸。コゴロー檜山よりも、最後の金朋先生モノマネがなんか良かった。