●DEATH NOTE・2話。相変わらず彩度低め＆コントラスト高めの陰鬱な色彩設計ははまってますね…って、Lの人も電気点けない主義なのはまだしも、ICPOも常に照明が暗いのか。それともパワーポイントでチョネチョネやってるシーンだけか？
てことでライトのネメシス「L」登場の巻。序盤のライトさんの諸々の画策や深謀において、見てる側が疑問に思ったディテイルにはほとんどそれらしいフォロー（あるいは屁理屈）が与えられるのは大したものだ。こういう時に間抜けな脚本で対処するパターン多いからなあ…と思ってたら、上記ICPOシーンはバカばっかしなのはもぞもぞした。「謎の探偵」という安っぽいファンタジーみたいなLの設定はまあ、話運びを単純にする上でしょうがないか。
台詞先行型の饒舌な脚本だけど、ちゃんと頭脳勝負で見せようという意志が感じられるので退屈しない。絵もカッチリしててよろしな。…書いてて思ったけど、あのICPOバカ会議はカリ城のパロか何かか？
●天保異聞 妖奇士3話。再放送を危ない所で補足出来ましてありがとうございます。てことで、妖奇士の人たちは化け物肉の中毒ジャンキーばっかしでしたという話。
今回に限らないんだろうが、とにかく生理的な描写にリキが入る作品である。今回で言えば上記化け物ミートとか、アサリの剥き身とか、あるいは報告を小便しながら受ける若本とか。その素材を使って語られる退魔譚も、ちょいとヒネリのある暗めの話であって興味深い。
んだけど、やっぱしこのあまりにシュッとした川元デザインがどうも合ってないなあ。高いレベルのヴィジュアルであることは疑いも無いが、泥臭く肉体的な伝奇話に乗っかる絵としては、ヘンな方向に主張が行ってるような気がする。巨大な異形の妙にカッチョイイデザインも、なんかな。
話自体は面白げなので、今後楽しみに…って、いきなりラストに出てきた水浴び娘はだあれ？ 馬喰だけにポニーテール？
