ARIA

ARIA・16話。ゴンドラとのお別れ話。長年頑張ったモミ子さんのゴンドラをみんなで見送るんだが、やはりこの子は人間関係に恵まれて居るのだね。個人的な最後の航海ツアーに、みんな文句一つ言わず付き合ってくれる。恵まれているというか、モミ子さんにはそういう「ニン」があるんでしょうかね。


丁寧で穏やかなエピソードの積み重ね構成。画面作りも丹精で宜しかった。最後にこの作品らしい「すこし・ふしぎ」展開になるんだけど、そんなん無くても充分に奥行が出ていたと思えるくらい濃かった、と思う。ま、丸山詠二演ずる「ゴンドラのアバター」の存在感はすげかったので満足しましたが。


ちょいと手間がかかって贅沢な閘門は「わざわざゴンドラ一艘で動かしてて採算取れるのかしらん」てなもんだったが、これが重要なギミックになるのも面白かった。この稼働時間が「邯鄲の一炊」ってワケやな。