獣王星/ARIA

獣王星3話。アマゾネスというかメルトランディというか、お隣の女性クラン首領との力比べのお話。剣を折ることで勝利するという駆け引きは、うーん…こないだヴィンランド・サガ読んだばっかしだからなあ。どうしても一、二段階ほど底が浅い感じは否めない。が、まあこれはこっちの事情。


しかしそのあとの「巨大球根大爆走」の絵はちょいと凄かったです。ノリとしては「猛獣を必死で御する主人公」なんだけど、なんせ乗ってるのが全長10mの球根だからなあ。うる星か。


それ以外は台詞も状況も定型過ぎて…っていうか、あっけらかんとエエとこ攫っていく感覚は植木等の無責任シリーズに近い。格闘シーンの「授業で習った」という自信台詞、そう思ってみれば吉本新喜劇ですね。「ワシ空手やってたんや。…通信教育やけどな」


あと、あの小銃とかエアバイクとかはどっから供給されてんですかね? 皆さんサバイバル環境にしては妙に小奇麗だけど。…そこはツッコんだらあかんのだろうか。


●ARIA4話。水都の郵便屋さんをお手伝い。清川元夢おじさんは「一日ゴンドラ借り切って」とか仰ってたが、いやー、ホンマこの世界の賃金相場はよく判らんなあ。ウンディーネ業ってのはバカ高いんじゃねえのか?


帽子のマークはともかく、局のてっぺんに〒マークがついてるのは流石にすげえな。逓信省か。お手紙配達のついでにショタ生徒と女教師の仲を取り持つ郵便屋さん。Y字水路の右と左に泣き分かれ、の絵は良うございましたな。面倒ごとの中にこそ生活の潤いがあるんだよ、というまとめもちゃんと決まっていた。


…だからこそラスト、そこはアイちゃんに物理手紙送ろうよ。電子手紙じゃなくて。