ゼーガペイン

ゼーガペイン5話。あ、やっぱ戦闘員さんは色々いらっしゃるのね。視聴者にはまだお目見えしてないだけか。


さて、虚実の皮膜はじわじわと薄くなる。デジャヴュとは仮想世界におけるバグ的なもの、って感じですかね? 「あれ、こんなこと前にも…?」と言うシーンで、覚えず知らず胸にそっと手をやる仕草が良い。その内容が「何も出来ずただ見ていただけという記憶」ってのがまた、色々想像させますやんかいサ。


今回はまた、何か判らんが「物語る」という意思がすごく感じられる回だったなあ。誰か傷つくとかいう判りやすいトッカカリも無しに、世界への違和感から戦闘に復帰するソゴル。これでキッチリ盛り上げてくる手管ってのは大したものだ。雨中の落書きとか主無き書置きとか、細かいイメージの積み重ねが上手い。そいでまたあからさまでないんだよな。


…うーん、こういう「判りやすい記号」無しでの構築ってのはワタシ、全く想像もつかない領域なのでただ「へー」と感心するのみ。まその「量子力学のタームで物語構築」ってのはああ、ノエインに半年遅かったですなあ! これは残念。しかしこの時代には高校で量力教えてんのか?