獣王星/ARIA

●新番組・獣王星獣王記、とやるとメガドライバーですが。ボンズ逢坂浩司の、ちょいと濃い目のキャラでジュヴナイルSFをやる、という。


高山みなみのぼっちゃん双子、陰謀によって知らない惑星に放り出されるの巻。「ポルノ惑星のサルモネラ人間」みたいなジャングル星であって、ついでに荒くれ者たちの牛耳るワイルド世界。過酷な状況にギスギスの二人であったが…うわ、もう一人死ぬの!? 展開早いな。


「この星を脱出するには4つのエリアで勝ち抜くこと」などの設定(とその提示)が少々安易なとことか、レーザナイフや流刑星というガジェットの懐かしさとか、いかにもジュヴナイルっぽい感じがする。んで、全体的に寸止め感はありますな。何てんでしょ、ちゃんとした原作があるのでキッチリ枠を守ってアニメ化しますよ、という感覚。


今んとこ大きなウリには乏しい気もするが、もうちょっと様子見てみますか。…え? 高山みなみキャラ、あとでどーもとこーいちさんになるの!? …それは…ウリなのか?


●ARIA2話。…あれ? OPの社長ダイジェストなし?


何か知らんが宝の地図を見つけたので、みんなでトレジャーハントごっこする話。紆余曲折の末に探し当てた宝物は、「俺のポケットには大きすぎらァ」って例のアレなワケだ。…しかしまあ、誰も働かんアニメやなあ。多分この世界では経済問題は大解決してて、基本的に労働なんかどーでもええんやろな。


今回はいつにもまして動きが丁寧でしたね。ささいな仕草や間の取り方、描写などがイヤミなく自然に積層されてて、何となく絵面がリッチな感じがしました。ぷい、と横向いて拗ねた広橋涼がかわいかったな。和田高明作監・原画。


石塚運昇紳士との注文やり取りシーン、ほのぼのバカ加減が良かった。「はっはっはっ」というあの笑い声は、鴨川つばめのマンガを思い出しましたよ、何故か。