練馬大根/Blood+

練馬大根ブラザーズ7話。うーん、これはひどい。何がひどいって、弁護士云々のネタは本編にちーっとも絡んでこないわ、後半部分は真剣に支離滅裂だわ、何より前回のヒキたる「パンダイコンの失踪」ってのががっぷり四つで無視されてるのはどうかしてる。…うん、ちょっと誉めたいなあ。


やっぱワシ、こういう「意味性のあるネタ持ってきて徹底的に無意味にする」って話の方が性に合うのかもしれない。つーか「いとこネタでどこまで引っ張るんだ」等のメタ的なギャグが邪魔に思えるくらい、ストーリーがないがしろにされた話であって少し感心した。


ぐっちょんぐっちょんのカオスな状況を、歌で一言「燃えちゃった」で済ませる心臓は大したもんだよ、うん。…しかしホンマ、製作側はムダに茨の道を歩んでるなあ。「それがいいんじゃない!」って境地にはまだ、達してはいないんだけどね。


Blood+20話。昨日の日記で藤原啓治の芸域の広さについて書いたが、そうだそうだよこの兄ちゃんにはまだ「カマキャラ」があったのだよ。出たよカシマル。クレしんだよ。名前が「ネイサン」で、スタッフロール見るまでずーっと「姉さん」と聞いてて「なるほどトランスセクシャルか」と思ってたよ。


さて。カイ兄さんはサヤの秘密を知り、動揺を隠し切れない。それは視聴者には明かされないデータだが、まあ、詳細はともかく大筋は明らかであって気にするほどのこっちゃおまへん。それよりもメインはシュバリエ組。


以前ワタシ敵組織を評して「変態じゃないと出世できないのか?」とか言ったけど、いやはや、上記の藤原姐さんを筆頭に皆さんへんちくりんなキャラばっか。彼ら4人の会話シーンはなんか妙に楽しかったなあ。…ま、それ言うと前回から登場のフード翼手集団も赤い盾メンバも、上のほうは皆さん一様に変態なんですけどね。


しかし。中田譲治がアンシェルで藤原啓治がネイサンで、気付いてみればあっからさまなロスチャイルドだなあ。そいでその敵が赤い盾(ロスチャイルド)…って、この作品は単なる内輪もめ話でやんすな!?