非限定ジャンケン

●ジャンケンに弱い。理由は判っている。「ジャンケンするぞほらジャンケンホイ」などと急に言われたとする。当然あわてる。なんか出さなきゃと思うが、とっさにチョキなんてな複雑な形なんか作れない。かといってグーの如き単純フォームを出すのも芸がないような気がする。となると、瞬時に出せるような手なんてパーしか無いではないか。そして相手のチョキに負ける。QED


思うに、グーチョキパー手各々の構成の難易度が違いすぎるのだ。能力は拮抗しているのに。だからもっと、形成するに似たようなストレスを有する手の形を採用していただきたい。「ハサミ」と「ピストル」と、えーとそうだな、親指人差指小指を立てた「杉浦茂」とか。これなら出す手間が似てるので平等に近かろう。


相克関係? うんとねー、ハサミはピストルに負ける(当然だ)、ピストルは杉浦茂に負ける(杉浦キャラが銃などで死ぬかいやい)、杉浦茂はハサミに負ける(原稿切られたらオシマイだ)。な。問題無い。採用。杉浦拳を使用の際はワタシを通すように。


●以前先輩の人が「複雑ジャンケン」なむいひけるモノを編み出した。出せる手の形が7つも8つもある拳である。強さも形も様々であって、勝負の度に相克表を書いた黒板を見ないと結果が判らない、という楽しいゲームである。三人以上でやると、あいこの確率が異様に高いのが困りものではあった。


wikiを見ると、秩父の方には「井戸」という手を加えて4フォームのジャンケンがあったらしい。井戸はグーとチョキに勝ちパーに負けるそうだ。複雑ジャンケンをやった身で何だが、上手く働くのかねこの体系は。フランス起源という話もあるらしいが。