練馬大根/Blood+

練馬大根ブラザーズ4話。警察と暴力団の癒着を斬る! と言うよりは、劇中の絵柄通り「悪奉行とヤクザ者の密会でうっしっし」、てのがそのまんま。故にネタとしてのインパクトや生々しさやヤバさはほとんどナシ。ふうむ…。


前回言った「物語のシバリが窮屈さにしかなってない」点はそのままなんだけれど、それでも色々工夫して苦労してるなあ、って感じはある。ワナであるはずの地下金庫内で何故か密会してる署長と組長とか、問い詰められて何故かモーホー歌を歌う二人とか、この辺の「なんでそうなるの」なノリは浦沢脚本のエエトコですね。ちょっと笑った。


…そもそも何故そんな苦労してんのよ、って訊くのはヤボですか? いやその、ギャグになってりゃ何でもいいんだけど、「頑張ってるなあ」って見えるのはある意味マズいと思うんだけどね。


セクシー刑事は妙に汎用なデザインだな、と思ったらまた出てくるみたい。声は井上麻里奈。…えーと、歌って踊れる新星声優さん、か。こういう時にはスパンと纏めてくれてるwikiはてなは便利だね。


Blood+17話。おや、何だかサヤがヘンですよ? おまけにどうにも前回までの話と繋がらないし…と思ったら純正夢オチでうそーん。違和感を違和感のままほり投げて進める手法はちょいと面白かったが。


さて、目が覚めたらイケメンサーヴァントと雪の洞窟で二人きり。ここは裸で抱き合うのだ抱き合うのだ! という展開に…はならなかった。まあそうか、「男女間は」ストイックに、がこのアニメですからね。


と思ったら、いきなしパツキン娘にウフフな思いを寄せられるサヤ。ベッドで目覚めたら抱き付かれてた、ってのはもうオッケーサインじゃん、この天然ジゴロ(百合方面)め。いや待てよ、パツキン娘の中身はオッサンだっけ。何だ、単なるエロ親父行動か。ちぇ。…「人が人を創って何が悪いの!」という叫びに、えっへっへそんじゃ人創りのノウハウをイロイロと、という展開がすぐ浮かぶのはワタシがエロ親父だからですがね。


結局30分は邯鄲の夢で、中田声の黒幕野郎を仕込みつつ話は現代に。ま、オーソドックスな怪談話もどきで割合楽しめました。しかしバセット出すのは押井サイン? それとも「イノセンスのバセット資料、もったいないから使い倒しちゃえ」ってことかな。