ゲームノーの侵蝕

●また塊魂話。以前海外の方がこのゲームにハマった時に「町の風景を見るたびにカタマリを転がしたくなって困った」という記事があった。それに対して「そんなヤツ居れへんやろ〜」という反応を見かけたが、いえいえそういう人も居るのですよ? ここにも。


駐車場に整然と並んだ車を見ると、もうその上でぐりぐりやりたくて仕方がない。ちょっとまとまった家々を見ると、無意識に最適巻き込みルートを構築している。そんなワタシだ。


●空戦ゲームにハマれば、空の飛行機を見て反応する。「よし、あれを撃とう」とか思うんじゃないですよ。はっと思うと、飛行機の数cm先を見つめて緊張してた自分に気づくのだ。銃撃のタイムラグを考慮して進行方向の少し先を狙う、見越し射撃ってヤツですな。


戦車ゲームにハマれば、交差点で車が通り過ぎると「しまった!」と思う。何がしまったのか? 数秒して気づく。「シャイセ(糞)! 今から照準しても間に合わない!」と考えたらしい。


慣れたゲームでは普通、操作については考えない。戦術などの上位概念を考えなきゃいけないからね。操作系は半分自動化された脳内ルーチンで処理してると思う。


んで、ゲーム以外で類似の状況に遭遇すると、考える前に無意識な自動ルーチンが働くんだろう。だからまず「あっ」と思って反応し、そいで「…ああ、ゲームじゃねえや」と思うのだ。ワタシはね。


…こういうワタシをダシに「ゲームの悪影響」を論じても仕方がない。例えばたまに映画館に行くと、あっと思ったシーンで何故か手探りしている。どうやら巻き戻すためのコントローラ探してたらしい。ゲーム云々に関係無く、そういう人間なのだから。


●満員電車でぎゅう詰めのとき「…ここでダブルラリアット出したら爽快だろうなあ」と考えたのは、無意識じゃありません。ええ、能動的に思いました。ヒット率最高。あ、ザンギのじゃなくてハガー市長のダブラリね。