●メカウデ・7話。イマイチ立ち位置がハッキリしない中、それでも襲い掛かってくる敵さんには対処しなければならないというアルマとヒカルという状況。んで襲来してきたのが無気力無精髭オジサンとツインテギザ歯眼帯後輩(とその他)という…ううん、こういうキャッチーさは高く評価すべきだとは思う。
アルマさんは記憶が戻っているらしい。かつてこの地で、始祖オルデラとあれこれあってことを構えた上、相棒たるカガミヤクモ氏を失っていたという、そのショックにより失っていた記憶。それがこないだから戻っている…と。ははあ、記憶戻っても元通りの性格してんのはこっちの予測ミスでした。すんません。あとカガミ兄のツキヒトは東地声…。
アルマとヒカル、それぞれが素直じゃないオトナっぽさを発揮することで別々の道を歩みかけるという流れ。そこでぶん殴って気付かせるアキさんは判るが、下心なく付き合ってやるカガミぼっちゃんはいいね。毒舌系の、悪人ではない対立キャラっととこか。
個人的には上記の「ハッキリしない状況」のバランスがちとアレに感じてて、折角こういう人外的なパワーを有しているならしばらくは表面上でも判りやすい立ち位置、「とりあえず襲ってくるワルモノをぶっ飛ばす」みたいなフォーマットを踏んでくれた方が好みではあるんだけどね。
●ダンダダン・8話。一区切りイベントとしての食いもん打ち上げ。とりあえずアイラさんはいろいろ誤解とネタを含みつつも、物語的なステージとしてはモモとオカルンと同レベルに降りてきたんですよ、というエクスキューズよね。その後のオカルンきんたまスポーツ茶番、…これ定番ネタにするの正気かしら。
てことで前半はアイラさんという新ネタをトリガーとしての日常話。アイラさんが思いのほか恋愛的にすっとこどっこいで、だからこそ余計にラブコメ的にめんどくさい人であるというのが軸となる。父親の実話系エロ週刊誌をテキストとして恋愛に挑むってのは相当な…というよりこれは原作者の趣味だなこれ。前回でシングルファーザーだってこと示しといてのこれは本当に、おとーさんに対する風評被害ではある。バカだなあ。
そっからシームレスに怪異話に移行する。黒幕は再登場のセルポ星人、中井和哉が割とムリクリにバカ演技で演じ分けてて大変だなあと思う。んで先鋒のネッシー、原作以上に無茶苦茶シン・ゴジラのパロディやってて笑ってしまった。目にシールドするとこまで再現すんじゃありませんよ。また新登場のシャコ星人、ネクタイとブーメランパンツ着用でカネゴン頭でABBA歌いながらボクシング仕掛けてくるメチャ強関智一声の宇宙人、という…、上でも書いたけど原作者の趣味だわな。天然でワケ判んない描写になってるのではなく、すっげえ考えつくしてヘンなものを構築し、それが奏効している感じがする。ま、本格的なバトルは次回ですね。