●ドロヘドロ・10話。十字目側の夏木と豚という割と人畜無害に見えるヤツら。まあこの世界のことだしどこまで印象通りなのかは判んないしな…と思ってたらキクラゲ師を媒介として藤田と恵比寿、という煙側の弱っち組と邂逅する。そうなるとお互い殺し殺されの間柄なんだなあ、ってのがよく判りますねえ。この世界の人たちはほんと、人情と非情の境界線を反復横跳びしやがる。
会川と栗鼠の表面的な日常、会川の自認としては「魔法使として普通に生きていたいだけ」らしい。しかしもうそういうレベルでもない、というか見てるこっち側も彼ら(だけではないんだけど)の背後にあるどろどろとした何かに振り回されてんだわな。お互いに悪意のないところから出発して、その上で世界巻き込んだ悲劇になってる…って感じだけど、さてねえ。
川尻の手引きでなんか修行中の二階堂、一旦甲冑修行を中断して煙屋敷に忍び込むための「変装」をする。…それだけのディテイルの為にこのワケ判んない語り口、全くもって作者が好き勝手やってる感じでいいなあ。もとより筋肉質で豊満な二階堂が更にムッキムキになる、というのもなんか輪をかけて好き勝手である。それでオモロイってのが一番問題なんだろうかねえ。
あとハルさん、流石悪魔でありこの世界の住人としてもかなり奔放だけど…ははあ、悪魔ってそのガワを着たり脱いだりできるんだ。中身が本作でもかなり真っ当な美人なの、惜しいなあ。悪魔姿じゃないとダメ? カスカベ先生が羨ましいけど、あそこまでマッドサイエンティスト気質じゃないと惚れてもらえないんだろうな…。