CITY

●CITY・最終話。アバンの南雲とにーくらのどうでもいい会話がちょっと胸に沁みる。そうね、夏が終わるね。南雲氏が「意外と毎日楽しいんだよな」つったら夜中の土手に風が吹き、周囲の草が揺れて星がまたたく。そうね、これはひと夏の話だったのだね。

前半はまつりとえっちゃんの旅立ち。泉姉妹と安達太良のあんちゃんが無茶しておせっかいすることで二人のもやもやがすっきりして飛び立ってゆくのだが、例によってその無茶が無茶すぎる。安達太良氏は空港警備にしょっぴかれていくのだが、みんなでサムズアップたァどういうことだ。お前らちゃんと仕事しろ。それはそれとしてまつりとえっちゃんは良かったね。

後半は唐突にミュージカル話でまるまるやり切る。レギュラー総出演でいかにもフィナーレっぽく作ってあって満腹感はあります。てっきりあの星はわこさんのいたずらあたりが真相だと思ったが、本官さんが元凶だったので謝罪します。あと結局マカベさんちの奥さん出てこなかったな…。 検索したら最後の全員打ち上げ絵でちゃんと居たらしい。気付かんかった。

●総評。相変わらずネタやお題に比しての燃費が絶望的に悪い、京アニじゃなきゃできない作品ではある。日常のときはそのギャップがそこそこ視聴の「ノイズ」に感じられて一旦リタイアしたのだが、本作にもそういう傾向はある。それでも町が舞台であることで話のバラエティが大きく、ギミックや味わいのレンジが広く、ぱっぱか視点が変わるのでダレを感じさせない。そこんとこが個人的な好感触だったなあ。

何だかんだでどのキャラにも愛着が湧いちゃったので俺の負けですねえ。大学生三人組の俗なコントもいいしピュアっちいまつりとえっちゃんのコンビもいいが、世代が接近してるだけあってあのおっさんトリオのズルダラっとした会話が実に自堕落楽しくて良かった。おっさん三人が酒のんでうまいうまい言うてるだけの話とか何が面白いのか。面白いなあ。

でも一番印象に残ってんのは謎生物とバトルするにーくらさんの話なのでした。直近の話だったのもあるし、あのマジックリアリズムはちょっと他に代えがたい。

てことで、うん、好きかも。続編出たらだらーっと付き合っていきたい。でもやっぱり、作画も演出も燃費が悪すぎるとは思います。それも一種の誉め言葉になるんだろうな。まいいや、以上。