ヨーチ買収は実施せず

●スーパーで子供向け菓子を特売している。様々な動物型のビスケットに色つき砂糖のコーティングを施してあるアレだ。商品名に曰く「動物ヨーチ」。あーそうそう、確かそんな名前だったよなと懐かしく思い出す。思い出すが、別に改めて買うほどの思いいれも無いのでそのまま帰る。

だが今にして気になるその名称。考えてみればヨーチって何のことだ。まさか子供向けだから「幼稚」ってワケでもあるまいが、何かこう…英語だかドイツ語だかで原型となる菓子があってそれを日本風に読み直したような、そんな雰囲気のある単語である。こういう時にサッと検索できるのはエエ世の中やよね、と思いつつ見てみたら「幼稚」のことでした。あっ…うん、そうですか。何故か判らんがちょっと負けた気分がする。

何でもイギリスに「キンダーガーデンビスケット」なる菓子があり、それを本邦にローカライズした際に「キンダーガーデン」を「幼稚」と訳してそのまんま商品名にした、ということらしい。なるほどなあ、明治とか大正とかその頃っぽいネーミングセンスではあるなあ、と思ったらこちらでの発売は昭和39年とかいう出典があったりする。案外新しいな!

ちなみにくっくぱっどの検索結果が引っかかって曰く「動物ヨーチのレシピ 1品」との由。…あるんだ、1件…。