ジョジョ/宇宙兄弟

ジョジョの奇妙な冒険・2話。OP登場、これがまたなんとも「アニソン」らしい…ちょっと古臭いがボディのある歌と映像でよし。作曲田中公平で編曲大谷幸、って豪華やなあ。ちうか初っ端んとこで結構原作の先のほうの絵が出てたが、いやこのアニメどこまでやるつもりなのかしら。3部とかOVAとドンガブリになりますけど、リメイクすんのかな。ま、それはともかく。

ジョジョとディオ、邂逅より七年後の青年編。一見仲直りしてるけど実はそーでもない、緊張をはらんだ関係性によって進むドラマである。二人の普段の生活から始まって、ジョジョが陰謀に気付きディオと対峙して疑惑を深め貧民外にて探索と友人を得、一方のディオは悪事が頓挫して自暴自棄になって石仮面を使って死にかける。相変わらずサックサク進むことでありまして、これが例えば名作劇場とかそんなんだったら今までで二倍の話数でも使ってるだろうなって気がします。…ワシら知ってるからいいけど、初見の人はこれどう見えてるんだろうな。

相変わらず初期ジョジョ独特の、ちょっと野暮ったくもありセンスもありな雰囲気が濃厚でよろしい。「怪しい薬品といえば中国人」とか、この時代の定番ネタも押えてていいよね。にしてもよう原作どおりのスクリプトで違和感…まあ、それほどなく演技できるものだ(特にディオの子安さん)。すげえわ。

宇宙兄弟・26話。ムッタとヒビト兄弟の過去と現在をカットバックさせつつ、未来における打ち上げへの期待を煽るようなそんな話。基本的には単なる一挿話、今んとこ何か物語上の大きな要素になるようなネタじゃない(まあナンバ兄弟にとっては重大なイヴェントなのだが)。でも、この話によって兄弟お互いがお互いをどう支え、思っているかが垣間見えるというギミックはよろしいし、あと単純にエエ話やよね。

…にしても、特にヒビトさん、偽UFO作りはガキらしい短慮と思いつきではあるんだけど、やはりこの頃からムダに行動力と大胆さがあって幼い頃からただもんじゃないお人やったのよね。それをキッチリと分析し、呆れ、しかし身を挺して弟を護るのが兄のムッタ。いかにムッタがこの「ちょっと抜けたところのある弟」に才能と巧妙を見出しているかがわかる。自分への評価が低いのと裏表の感情だろうな、これ。

毎度ながら幼少ムッタ役の沢城さんは驚異の平田エミュレート演技ですごい。一旦平田さんに演じてもらったのを参考にしてんだろうけど、尻上がりの独特な言い回しとか上手いよなあ。