みつどもえ/輝きのタクト

みつどもえ増量中!・8話。一応の最終話だが、次回特別編とやら…DVDとかのオマケをやるらしいのでそれが実質のラストでんな。てことで今回はガチレン告白・リレーでポン・焼き芋ギャンブラー・三つ子今昔物語、の4本。「増量中」としてはちょっと余裕のある構成になってて、主に焼き芋編でのアレンジに尺を足したって感じですかね。ここで三十路や保険医を追加したのはやっぱ最終回で一応オールスターキャストにしとこうか、っちうアレなんだろうな。そういうならリレーの話も子供メインキャラそれぞれに見せ場のある話だし、最初のガチレン話はずうっと引っ張ってきた誤解が解ける話だし、シメは一期とも呼応する親子話だし…うん、最終話らしい体裁に構築した、っちうこっちゃね。


焼き芋屋、ex-冷血のギャンブラーに小杉十郎太とはまた豪勢な。ちうか小杉さん、こういう役の定番キャラになってきたな。上記の追加キャスティングもあり、この話はなんか異様に声優が豪華になってましたがね。井上喜久子斎藤桃子に…って、17歳ネタはどうしても入れんならんかったのか。おいおい。…あ、声優と言えばラスエピ、イケメン父さんをちゃんと天田益男にやってもらってたのもなんかおもろかった。というか良かったね天田のおっさん。あんましこういう役やらせてもらえないですもんなあ。


しかしこれでおしまいか…まああと1話あるけれど。今期は全体的に割と選りすぐりのお話で構成されてて、でももっと見たいお話はあったのになあと贅沢な残念さも出てきたり。とりあえず次回も見て、それから総評っすかね。


STAR DRIVER 輝きのタクト・21話。マドカさんはタクトさんの戦い方が気に入らない。人を殺す覚悟の無い、優しい優しい男…そんなフニャチン野郎はダメなのじゃーい! ってことで、あまりにもリビドーが強く/かつそのリビドーに「理由」を持たないマドカさんは巨大化してプレイするのでした…というお話。


巨大ロボサイズで大暴れするマドカさんはなかなかのインパクトでして、もとからでかいちちがもっと巨大に…そうねえ、家一個ぶんくらいの大きさでしょうかねえ。まァあからさまにぶるんぶるん揺らしたりはせェへんかったのだけれど、それでもいわゆる「巨乳」どころじゃない、巨大構造物のような物理的挙動を見せていたのがすげえ面白かった。「モンスター」ってのも判るし、ある意味「美しい」ってのも判る。あと巨大人間化するまでのシーケンスも、何やってんだか詳しいことはちっとも判んないがとにかくすごいことやってる、ってな雰囲気は出てましたね。電気棺という名称どおりちゃんと棺桶型になり、そこから出てくる巨大マドカさん。死と再生ですな。…ただの棺桶じゃなくてアイアンメイデンのような雰囲気ではあったが。


んでまあ、ワコさんの介入によりタクトさんの「覚悟」は見られないまま戦闘は終わる。最近タクトさんは助けられてばっかしねえ、とか思う間もなく「目の前で好きな男といちゃつかれるのがイヤだから介入した」っちう解題によって上手いことオチをつけられた感じ。なるほど、ワコさんはタクトさんの方を選択したってワケね。その状況を受けて次週キスあり文化祭劇、という続かせ方もよし。なんちうか、スガタさんもワリを喰い続けではあるなあ。