レベルE/バクマン/ジャイキリ

レベルE・2話。宇宙人王子は順調に周囲をかき回す。誰の得にもならないが、周囲(主にユキタカさん)の苛立ちには効果的となる言動行動がなかなか…ヤだなあ。お供のMIBな宇宙人も登場し、そして事態は有名な「斜め上」の方向に進み、人(宇宙人)一人殴り殺してワチャのまま次回に続く。…多分これ、王子の人の記憶喪失ってのもフェイクなんやろなあ。最大効率でヤなことを言いつつ捕えどころが無い貴族の人、ってことで何となくパタリロさんを思い出したりした。や、勿論外見はつぶれあんまんじゃないっすけどね。


今回より登場のお供たち。リーダーの子安声の人はもう、見るからに王子にいじられることが役目のような単純苛立ちキャラ。案の定ユキタカさんとは全く同じ土俵上で言い合いしてたりして、これからもいろいろ苦労しそうやなあ。ユキタカさんはユキタカさんで既に「チンピラ」という属性を付与されてしまっている。ボケキャラの横にツッコミってのは多いが、チンピラとなるとあんまし居ないよなあ。


この地においては戦闘的宇宙人2種によるにらみ合い状態で割と不安定らしい。そこに大きな火種を撒き散らしちゃった王子はともかく、さて何ゆえ2種族は大人しいままなのか、ってのがキモではあるんだろうな。なんかもう、全部王子の陰謀のような気がしはじめたけど…まあそこまでじゃないか。知らんけど。どうだろう。まいいや。


バクマン。・16話。もがく亜城木先生たち。服部編集者の勧めで別冊読みきりにチャレンジするもあえなく落選、落ち込む彼らに「落ち込んでいるか」と訊く服部さんである。そらそーやあったりめェやんけ、と言うたら見せられた感想のリストには、「将来性大」等々の文字が…というね。少なくとも編集部からの期待は大きいようではあるが、しかしそれで連載が決まったりするワケでもない。あと一歩、いま少しの前進が難しい…。だからまあ、壁にブチ当たってミヨシさんとちゅーしてるシュージンくらい、許してやれ。ダメっすか。若いなあ。


スランプ気味な状況を(物語的にも)打破するための転換点としての新妻さんアシ話。ここらでアシスタント経験を積ませておこう、漫画家としての描写に欠かせないしね、ってとこですかね。サイコーさんとエイジさんではあんまし喧嘩にもならない、というかエイジさん側がアレなので喧嘩として成立しないようなイメージがありやすが、どうなることやら。10年20年経って落ち着いたら、エイジさんにはアシ無しで好きなマンガ描かせてみたいような気はする。楽しそうだし。


一足先にプロデビューした声優・アズキさん。彼女が出演したアニメってのが何というか、いかにも深夜アニメというかステロタイプというか、確かに5年10年前の雰囲気が…いや、今でもそない変わらんわなあ。とりあえず、主演キャラの中の人ですらものすげえアニメキャラしてんのにビビる。アイドル声優ってレベルじゃねえぜ! 中の人の中の人は櫻井浩美さん、ですか。なんだかエエ感じのお姉さま声だと思います。…櫻井さんをウィキペで見ながら思ったけど、アズキさんも有名になったらこのアニメが初出演とか書かれたりすんだろうなあ、とか。


GIANT KILLING・17話。一番大事な瞬間に足をヤってしまうセラさんである。肩を抱えられて下がってゆく彼の心中やいかばかり。このシーン、夜間照明の逆光効果がなかなかドラマチックな絵で、普段の活発なセラさんとの対比がよく効いててよろしかった。…全治一週間、一人腐っている彼に声を掛けるのは同じフォワードのサカイさん。悪口とキツい態度ではあるが、何というか…先輩でありライバルでもある立場からの叱咤のような、まァツンデレと言うと安っぽいですが、そんな感じの激励である。あそこは蹴るよな、そりゃフォワードだもんな、だ。


そして肝心の夏木さん。試合開始前に泣いたり感動したり、いちいちヘンテコなお人であるが…。怪我の理由も実はセラさんと似たり寄ったり、それらはフォワードとしての情熱の表れでもあろう。その上で決めるときは決める、何だかワケ判らんけれど華があるのは間違いない男。…うーん、確かにコイツはスター選手だなあ。フォワード三人、各々のキャラと立場の違い/共通点が面白い。


そして試合はドロー。まあよっしゃよっしゃ、負けなくて良かったというところだろうが、しかしタツミ監督の表情は思わしくない。さて、どういう仕込みなのやら。次回待ち。