ストライク/学園黙示録

ストライクウィッチーズ2・7話。超小型のネウロイが基地に侵入してくるというお話。エヴァで言うならイロウルの回みたいなもの、ではちっともないのがこの作品らしいところ。てことで、ぱんつもといズボンの中に虫が入ってくるよぅわぁい、という全力投球のバカ話である。さらにお風呂サーヴィス話も併合しているのでもう何が何だか。まあ無論湯気や光でほとんど見えませんでしたけどね! それはまあ、それで。


そもそも今回のネウロイの行動パターンはかーなーり謎であり(まァそれ言うたらネウロイ自体が謎の存在なんだけど)、敵から電力エネルギーを奪うという主要攻撃能力っぽい属性は割とそっちのけ、基本的にお嬢さんのしりの隙間に入っては逃げてゆく、ってのが主なお仕事。いいぞもっとやれ、ですね。劇中でイェーガーさんに堂々と「(ネウロイがしりを狙う理由は)しりません!」と言わせてるので、もうそういうことなんだろう。…にしても、何でまたマスタスレイブ方式なんだろ。侵入してきた虫は単なるプローブだ! じゃなくて普通にそっちが本体だし。外にいたX-22みたいのは何だったんだ?


その他にもえろ方面、というよりはえろをモチーフとしたバカネタ方面に特化したシーン多し。ぱんつに虫が入ってくるならぱんつ穿かなきゃいいじゃない、の「へんたい飛行」もバカだし、クロステルマンさんがお花畑で虫に悩まされたので脱ぎました、っちうシーンの「画面周囲に花をあしらって中央にケツ」というレイアウトもバカだし、オチの「ミーナさんのケツによる撃墜数200達成」もなかなかにバカ。うん、まあ、いいんじゃないでしょうかねえ、このアニメはこれで。よし!


学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD・7話。川向こうへと脱出しようとするご一統であり、周囲の阿鼻叫喚に顧慮している暇はない。だがある親子連れの親の方が「好都合にも」死んでしまったので、残された幼女を救い出すことに成功する。当然ながら能力/手段に限界のある中で、誰を救うか見捨てるかってェのは極めて不公平で理不尽なものであるが、そのチョイスとして幼子(とお犬さま)となれば問題なく第一位対象となるであろう。登場人物の構成バランスの上からも、だ。


…全ての人を救えるわけではない、正義だけでは生き残れない、とまあそういう台詞の直後にこのシチュエーションを持ってきてるってことは、作り手側もこのことに自覚的であるのが判る。今回一話だけで「危機一髪の所にバイク(ハンヴィー)で騎兵隊到着」というシーンが二回あり、そして二回ともヒロイックなBGMが流れる、という盛り上げ方のキャッチーな判りやすさも、まァ一種の開き直りであるわな。女の子助けたら視聴しているヤツらも満足じゃろ? こんな気持ちエエシーンがあったら不公平も仕方ないし気にならんじゃろ? という話だ。…正しいB級映画やねえ。


作画状況は前回に引き続き(主にちちやしり方面で)上々。宮前真一・井上英紀・中野涼子、という作監体制であってかなり万全ですな。二度目の騎兵隊シーンでの、ルーフトップで木刀かづいて仁王立ちしてる(半裸エプロンの)毒島姐さんがむやみにえろカッチョ良くてよろしかった。…あと平野さんは「ヤボール」じゃありません。独なのか英なのか統一しなさい。