けいおん/ハガレン

●…あ、メイド様録画失敗してる。テープ残量把握してなかったか…。未だに旧世代の録画システムを使っている、これはワタシへの挑戦か。とまれ、なんかまあ、気力萎えたので今回ナシで。


けいおん!!・5話。修学旅行SIDE-Bである。三年どもがキャッキャウフフと気ままにバカチンやってる間、あずにゃんとウイさんはどーしてたかというお話。お二人だけだとちと画面と筋立てが寂しいと見たか、りっちゃんさんと大枠で類似範疇のクセっ毛友人・ジュンちゃんが参入してきて色々やるのである。…言われて初めて「姉ちゃんが居ない!」と涙目になっちゃうウイさんがどうにも健気かわいい。ちうかこの人はこの人でお姉さん離れできてないんですなあ。弱点は武器、良い良い。


見当たらないマンガの第六巻とか要所で入ってくるケータイとか、ガチガチではなくゆるく呼応する物語上のツールが節度あってなんか、良かった。ウソ臭い虚構性って程でもなく、かといって散漫だって程でもない話の構成度合いがね。…前も言ったけどこの作品、内容の衒い無さの割に平気で暗い画面を使うんだけど、今回は雨のシーンが多くてその傾向がさらに強かったな。それは二年生さんたちのちまっとした頼りなさというか幼さというか、何故かそんな風情が感じられる要素に感じられたりした。よう判らんが、まあね。


今まであずささんはほぼ常に上回生とのみ絡んでたので、今回のようにタメ口オンリーの台詞ってのはちと新鮮ではありました。あとジャズ部の一年生さんの顔がとても…その、朴訥というか地味というか、いやワシああいうキャラ好きなんですけどね。なんか彼女たちだけ「デザイン原案・うさくん」っぽかったなー。


鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST・56話。大総統の帰還、である。それはもうモノスゲエ帰還である。この情報だけで正規軍の士気がうなぎ上りになる程度のスゲさである。…以前ガンガンCMで出てきた「自分の城に入るのに裏口から入らねばならぬ理由があるのかね」の台詞が来ましたな。立場が違えばこれほど頼りになる言葉/フラグも無いでしょうなー、てな堂々たる押し出しが見事。


大総統の迎撃はことごとく用を成さないが、因縁の男二人(三人か?)によって辛うじてその道を塞いでいる。まずはグリード、そしてホリカツ爺さん。どーも爺さんの方は予告見ると少々ヤバい様子ですけどね。まあ。んでもってグリードは前回コテンパンに負けてるのだが、うーん…今回も雲行きが怪しい、ちうか大総統の力量が強大過ぎる。「格下の方が各上の周囲を回る」てな板垣セオリーそのままの展開になってるもんなあ。


てことで、今回はラース大総統のエピソードに絞った展開。ここで状況が行き詰った辺りで、別働の野郎どもがなんかかんか駆けつけてくる、ってなとこでしょうかね。にしてもこのGHQはかなり面白い構造してんですが、戦車と大総統の追っかけバトルに利用されるとはね。こういう「構造を基にしたアクション」って映画っぽくてエエなあ。