大魔王/荒川

●やっぱし風邪っぽいままやっと帰宅、アニメ見る。…取引先の人に聞いたら「私もう一ヶ月も風邪引いてるんですよ」とか言われて、だいぶゲンナリしてます。それはホンマに風邪なのか。


いちばんうしろの大魔王・2話。アクトさんは順調に望まれざる魔王への道をひた走らされておる状態である。周囲にとって彼が世紀の大悪人であることは揺ぎ無い事実のようでして、お話はこの確定された未来像から離れるために彼が如何に悪あがくか、っちうような流れになるんだろうな。さて、理解者っぽい人は出てくるのでしょうか。来ないのでしょうか。さて。


今回は相方さん…まあその、ちちしり担当としてお目付け役人造人間・ハラグーロ先輩・思い込み激しい透明娘、の三人が登場。ホンマいちいちせくしぃな絵柄を見せ付けつつの話運びであってご苦労様なことである。ケータイ念話かけたら相手は着替え中の下着姿、という登場人物にとっての必然性が皆無なえろ描写にはかなりの覚悟を見たりした。ケータイ中だから当然相手キャラは見えないワケだし、マジでえろ以外の目的が無い。うん、律儀だ。


そして地上波なのでそれらの多くはジャミング状態である。これまたいちいち見せられないよマークがかぶさってくるのがヘボシュールな絵柄でねえ。…あのジャミングを取った状態で見たい! って人はそんな多いのかね? …多いんだろうな、多分。ワシはかなりどうでもいい、ちうかこのヘボい絵柄の捨てがたさとかを感じているのだけれど。あとあのぱんつドラえもん監視娘、種族名が「リラダン」っちうのんね。未来のイヴですか、ってワシは押井作品でしか知らんけどさ。


荒川アンダー ザ ブリッジ・2話。いやあ、実にあらすじの書きにくい作品でございまして、別に書かんでもいいか。とえりあえずまあ、リクルートのリクさんは相も変わらずモノローグでオチへのフラグを立てては即消化する、という律儀さに余念がないことだ。当然ながらこういう「振り回されギャグ」のパターンは話者が常識人であることが前提条件なのだけれど、同時にツッコミに疲れて感性が鈍磨してしまうような人じゃダメなのである。…てことで、ホンマ元気ねえリクさんも。


舞台には数人の新キャラが登場する。杉田智和大塚芳忠子安武人…etcetcとまあ引き続いて芸達者な…と言うよりはキャッチーなキャスティングだなあ。おかげで作品の印象は類型化というか抽象化というか、とにかくガッチガチに「アニメっすよ!」という感じになってきた。意図的なものだろうねえ。彼らのしょーもない演技合戦を見られるだけでもある程度の視聴モチベーションにはなりそうである。


…しかしこれ、1クールずっとこの調子なのか。大丈夫か? 制作側視聴側、お互いによ。