レールガン/ハガレン

とある科学の超電磁砲・19話。近隣女子の憧れである学園祭…いや、寮祭か。何故か皆さんメイドスーツに身を包み、えらっしぇーやせご主人様の世界である。いちいちネコっぽい後輩さんにモッテモテなミコトさんがどうにもおかしいなあ。本人にほとんどその気がないってとこである意味これ、ギャルゲ主人公的ポジションやよね。流石男前のミコトさんであるよ。


少々散漫なキャラ点描風のお話で、一応ラストに「アチシはバイヨリンが弾けるんですよキコキコギャー」というギミックでシメてはいるんだけど、この演奏演出は物語のヘソとするにはちと弱かったかな、という印象。ま、個性豊かなお嬢さんたち(と一部それ以外)の立ち居振る舞いを賞玩してヨシとする回でしたわね。初っ端からクロコさんの自在な声域演技が楽しめたので、ワシはそこそこ満足ですが。


…あと、ウイハルさんの花飾りはどうもちょっと、毛色の違う謎さを醸し出してて面白いなあ。「何のことですか?」が妙にコワイっちうかなんちうか。ニャニャっとした豊崎声なのがまた、余計にねえ。


鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST・44話。アルさんは父と再会し、エド兄さんは「バリンバリンの全開」だそうである。アルさんサイドは…確かにまあ、あのお父んと最初にコンタクトするには弟さんの方がエエよな。エド兄さんとではまず会話にならんっちうか、血が見えたりするかもしれんわな。各地に点在する主要キャラがいかにも「何か大きな規模で事件が起こる準備」っぽくある状況下、ゴタゴタは割と避けてゆきたいものです。やがて来るべき集合のために。


国全てを使った練成陣を何とかしたいアルさんに、お父んは時期尚早であり足許ばかり見るなと諭す。まァ「知識キャラ」としてのお父んからすりゃァお話を何とでも転がせるでしょうけれど、それにしてもちゃっちゃと判りやすく話したれよという気はします。いやホンマにズケズケ話されたら威厳も間合いも話のスケールもあったもんじゃないでしょうけどね。うん。


それにしても作画のクォリティが平均して高い作品であるなあ。品質管理が大変やろと思うんだけど。今回もキッチリとブレの無い出来だったし、あのトカゲキメラさんが走る絵の手足のオバケなど、ケレン味のある作画もあったし。…あとクレジットに柴田秀勝の名があったが、御大今回喋ったっけ?