デュラララ/ソラノヲト/バカテス

デュラララ!!・6話。夜の池袋に蠢く不穏な奴らの正体は…ってあれ、初回近辺に出てきた人さらいさんたちやんけ。性懲りも無くまだ人身売買稼業やってんのか、ちうかみんな生きてたのな。特にあのデブチンの人、セルティさんに上半身と下半身の泣き別れ状態に切断されたんじゃなかったっけ。それともあのサイスは人を斬らないような特殊武器か何かでしょうか。はて。


てことで今回はドタチン率いるライトバン組の活躍、彼らはいかにして集まり、ダラーズを名乗るようになり、大川透声の陽気なイタリアーノ…もとい自称ニポンジンを人さらいから救うにいたったか、である。その対立者…人体実験としての素材を求めているのは謎の製薬会社だが、さらにその裏っ側でチョイチョイ糸を引いてんのはどうやらイザヤさんのようだ。どうも行動原理に掴みどころのない、手段のために目的を創りだすようなお方っぽいからねェ。ま、彼の一連の行動が今後どういう形を成してくるかってとこですか。


アバンにクライマックス直前のシーンを置き、本編開始と共に時勢を巻戻して語り始める…という思わせぶりな構成ではあるけれど、今回の一連のお話には一見してそれほどの特殊性は感じられない。未だ登場人物の紹介シーケンスなのだろうか…いやまあ、すでにいろいろと仕込んでいるのは感じられますけどね。以前チラッとだけ登場してたキャラが意外なトコで再出現してたり、ね。それにしても少々薄味だったような気もするけれど。


…などと言いつつ、先週に引き続きオカルトに興味ありげな(宇宙人解剖番組!)セルティさんが妙に萌えたりはする。セルティ姉さん今回はミソッカスやな。


ソ・ラ・ノ・ヲ・ト・6話。カナタさん初任給でいろいろ買い物の一方、その他面々は何やら不穏な動きをしてはりますよの巻。大雑把に言えば前半は小隊一同パート、後半はカナタさんパートってな感じで、後半が一種の解題というかバラシっぽく機能しているのだが、実際はもっと込み入った構造になっている。…うんそうねえ、ちょっと「構造のための構造」っぽくてわざとらしいとこもあったりしたが、こういう小手先でガッチリまとめた感じのお話は割と好き。寄木細工箱とか髪の毛の手入れとかカルヴァドスとか、細かいディテイルもソレっぽくて、ね。


ヤクザ屋さんとの取引シーンは、映画のギャング然とした服装やり取りやらですっげえ安っぽいことになっており、ワシ「うわあ」と思ってたら実は三文芝居でした。良かった安心した…いやあ、普通ならちゃんとフェイクだと気付くトコなんだけどねえ。ワシまだこの作品の虚構的「強度」が測れてないもんで。…でもMG42を腰ダメで掃射するってのはちとマッチョ過ぎますぜお嬢さん。プロテクトギア野郎もかくや。


それにしても何というか、確かにヒマな小隊ではある。密造酒横流しで不正利益とか外部の与太者を脅して排除するとか、字面だけ見ると兵隊ヤクザの独立愚連隊なんだけどなあ。なんかほのぼのと処理しちゃってますけどね。


バカとテストと召喚獣・6話。プールで水着で風呂屋で裸で、えーとそんな話。もはやテストがどうとか何とかは全くどうでも良い。一応召喚獣要素はありますが、そんなもんいくらでも代替可能な部品であーる。アバンから気合の入ったミズキさんのちちゆれ作画で判るとおり、ひたすらにお嬢さんたち(とヒデヨシさん)の裸体嬌態を楽しむべし。…という作品だわな、元々な。


プールで泳ぐまでに一通りネタをこなす皆さん。前回前々回辺りのメタな小ギャグ連打とかは少ないが、スジも無くただ「このシチュならこのクスグリを入れるだろ」ということだけで構成されている律儀さはまァ、大概ではあるな。いちいちいじられては困るヒロイン扱いのヒデヨシさんが実にオイシイ。性別:ヒデヨシか。それもよしではあるが、水着にトランクスと聞いて落胆しているアキヒサさんたちは修行が足りないと思う。そこは喜ぶべき。


冒頭のアキヒサ貧乏を巡るやり取りは、アキヒサさんとユウジさんの(喧嘩するほど)仲のよい感じが出ててよろしかった。けどあの部屋のせいでなー、赤貧って感じがしなくてねー。まァアキヒサさんの貧乏は自業自得の上にいくらでも回避可能っぽいんですけどね。