聖剣の刀鍛冶/銀魂

聖剣の刀鍛冶・2話。人外の化物を斃すルークさんにガッツリ惚れ込んだセシリーさんである。いやまあ、正確には彼の腕とその刀なのですけれどね。しかし未だ一人前に見てもらえないセシリーさんであり、その一方都市の上層部はまた色々と動いておりまして…という。


主人公が刀鍛冶という職業だからか、彼の得物はほぼ毎度々々打って砕ける、という使い捨てのようで。刀剣に不滅性なんか置きがちなファンタジィには珍しいギミックではあるな。刀を主役メカで置き換えるならボトムズみたいな? 違うか。夕日をバックに帰ってくる主役の絵とか鎧脱げたら下はなまちちとか、良く言えば様式美な要素で攻めてくるのは…上記のギミックを立たせるためでもあるのだろうか。


それにしても、メインの配役も然りながら、脇を固める声優陣のガチさがちょっとすげえな、と思った。和彦に芳忠に知道に置鮎に喜久子姐さんに秋元に梅津に梁田に…ってどんな劇場版やねん、って感じですな。一話二話だからこその大盤振る舞いかしら。こういう(声優的に)華のある配役は、そこはかとなく演劇っぽい感じが出てきてファンタジィ作品としては悪くないなあ。


あーあと、ルークさんのオッドアイは何か設定があるんだろうけど、刀鍛冶という設定には上手いこと呼応していてちと小粋やな、と思いました。隻眼にするワケにもいかんだろうしね。


銀魂179話。地雷亜さんはその欲するところを全きものにする。吉原の壊滅も人々の殺戮もその欲望のためのステップである。それはツクヨさんを自らの如き殺戮兵器に作り上げること、そしてそれを殺すこと。ああ虚しくも蠱惑的な破壊衝動よ…というね。


一話丸々使って地雷亜という男を描写する、というお話。今どきあらためてミリキのあるサイコパスぶりを提示するってのは難しいとこがあるが、クッソ上手い屋良有作の演技も相俟ってかなり印象的な悪役となったのではなかろうか。どうでしょうか。シリアス一辺倒な回だけあって、屋良のおっさん以外も銀さん神楽さんぱっつぁんとなかなかリキの入った演技である。中でも藤原啓治の服部さん、シヴカッチョ良い儲け場面もらってよろしおましたな。


作画も気合入ってたんだけど、ワシが一番印象的だったのは服部さんが忍者の解説してるときのイメージシーンでした。ざざざっと並んで走り構え抜刀する、あの一連の流れは見事な様式美で割と好き。