あなたに似た絵

●手遊びによく落描きをする。どこの誰でもない勝手な人とか描いたりするのであるが、たまにその顔がミョーに既存の人にそっくりになったりすることがある。あっれー、この顔はどっかで見たような…ああそうか、あの課のあの席の人だこれ。いやあ似てるわこれ。とかね。


ワタシは似顔絵が得意…ではなくて、どっちかというと経験値不足である。そういう依頼があった場合にはそこそこの期間を頂いて試行錯誤することになる。なかなか似ないながらそれでも何とか及第点の似顔絵を上げてるつもりではあるが、上記の「似てしまった顔絵」はこういう意図的な似顔と比べるとどこか「似方」が異なるのよね。


意図的似顔絵の場合は顔のパーツの形状やら配置やらで「ああ似てるな」と判るんだけど、偶然の似顔は往々にして、何というかその、何故どこが似ているのかよう判らなかったりする。この感覚はちょっと不思議だ。ワタシの脳内の「誰と誰は似ている/同一人物である」っちう判別ルーチンの仕組みによるものなんだろうなあ。似顔絵の上手い人はこういうルーチンの把握が上手いのだろうか。


●あんまり関係がないが少しだけ関係のある思い出。だいぶ昔に実家に帰ったとき、地方紙の似顔絵イラストの署名が「釘すなお」だった。…弟子?