ペルソナ

PERSONA - trinity soul -24話。シン兄さんの封印された記憶。それは封印されなければやってけねェようなゴツい記憶であり、笑うことも話すことも出来なくなるような記憶であった。今彼は、赫い少女の手引きとともにそれを思い出す。…多分、物語最終章への準備として、だ。てなワケで全編回想編でご挨拶のお話。おかげで青年声シン兄さんの岡本信彦は「…あ」くらいしか出番ナシじゃったけどね。


「シヤワセだった過去の家族」のシヤワセぶりがものすげえのでもう、それだけで「あー、これは毀れちゃうよなー」とか思ってしまうのはしょうがねえか。おんまさんの子安兄さんとかデートのつもりで子守りさせられちゃう小林沙苗とか男女幼児をキッチリ演じ分ける沢城とか、見所萌え所がそこここに。あと、勝部さんのメフィストフェレスな表情がまたエエ感じでした。


後半の大カタストロフ、少年には重すぎる決断、異常な状況での両親殺し…という釜の底の抜き方も容赦無くてこの作品らしい。その上で最初と最後を静謐なトーンで押さえてるので、パッケージとしてすごくまとまってんだよな。上手い。…しかし24話で回想しーんですか。終わり方が見えんなあ。何となくスッキリしない最終回を迎えるような気がしますが、それもまたペルソナっぽいのかもしれん。