ギガンティック/銀魂

●…あ、コードE録れてないや。ああ、タモリさん倶楽部の時間がずれてたので気づくべきだったなあ! ワシのバカ!


機神大戦ギガンティック・フォーミュラ16話。主に回想と過去の因縁編。ホンマたまにしか闘わない主人公どもやでェ。まあ、その回想自体は(この作品の傾向として単純なクリシェが多すぎるものの)結構理解の助けになるような内容だったと思う。謎の意志に翻弄されるしかない少年少女たち、ってのは格好の素材だしね。…しかし、何故に皆さん巫女さんコス? いや、エエけど。


今まで侵蝕がどうのこうのと問題視される割にはその具体的な害が判んなくて「危機感無いなあ」と思ってたのだけれど、それは単にスワさんだけがヘンな人だからだったらしい。あーなるほどとは思うが、話作りとしてはやっぱ微妙だなって気はするな。実際スタッフ陣の焦りや心配にはあまり共感できなかったワケだし。


それだけじゃなく今回、細かい演出がちと妙じゃなかった? 自分の手を見て「こんなにマメが」と呟くシーンで何故「ババーン!」という効果音なの? とか、夢遊癖のある妹さんの「こんなに侵蝕が進行して!」(ババーン!)のシーンでちっとも侵蝕痕が目立たない色使いになってるとか。特に後者は致命的な色彩設定ミスのような気がする。それとも我がTVの解像度のせいかしらん。


銀魂65話。ドラえもん「かがみでコマーシャル」みたいな話、あるいはTVチャンピョンってのは同局番組だから名前そのまま使用オッケーなのかな、って話。アナログvsデジタルで無条件にデジタルが悪者である、てな異様に単純化された骨格に、ひたすらそれの意味を無効化しつづけるバカフレーバーが乗っかる、といういつもの銀魂でした。ひどい話だなあ(誉めてる)。


今回の内容からは「古団子屋の方が優越している」という意味は一切読み取れず、またその流れにやすやすと乗っかってゆく敵天人もバカであっていとおしい。結局敵の団子の方が旨かった可能性は結構高いし。ああしかし、そんな瑣事は全て霧の彼方であって無問題。しかし銀さんの糖尿ネタも久しぶりな気がする。


団子屋のジジイに佐藤正治、岩盤娘に斉藤貴美子。いつもながらシブ過ぎるキャスティングだなあ。佐藤のじいさんは元気そうで善哉…ってまだ還暦そこそこなんだけどね。