らきすた/のだめ/アイマス/ヒロイック

らき☆すた2話。テンポ良くて軽くてエエんですが、妙にリアルなゲームとか二分割画面とか太鼓の達人とかケロロとか、そういうディテイルの密度に濃淡がありすぎるのであるよな。それは別に悪いこっちゃなくて、ツッコミや再見を誘発するレイヤーの深さだとも言えるのだけれど。


しかしその不連続かつ突出部分の多い表現形が、ゆったり気味な四コママンガ的流れを阻害してる状況が時々あってね。やはり(ワタシの勝手な理由によって)ボーっとは見させてくれない作品である。パッと放送して消費してシマイ、って感じにしたくないという意図なのかな。なこと言いつつワシが一番反応しちゃったネタが「罰ゲームみたいに色んな役やらされてる立木文彦」だったんですけどね。


のだめカンタービレ12話。これまた結構久々の放送だな。展開をちょっと忘れかけてたがそうでした、旧い千秋のレコが新しいレコにキーってなるとこでした。生天目さんの話は中ぶらりんのままほっぽらかされちゃったが、このままで終わるでもないと思うので次回以降楽しみ。一皮むけるのかしらん。


千秋の中にオーケストラを見て満足するのだめ、「それでいいのか!」と落胆する千秋。その関係はそのまま、千秋と音楽記者のそれにスライドする。…ま、両者の違いは自覚の違い。千秋さんは自覚があるだけに辛いですわな。あと、藤原啓治の音楽記者さんが思った以上に変態だったのでちと嬉しかった。ドラマ版は…ミッチー王子だったのか! それは納得。


アイドルマスター XENOGLOSSIA・3話。ぼくのわたしのひみつきち。難儀そうな先輩方や言うこときかねえロボを相手に、我らがヒロインは天然全開。この作品もまた「イノセント最強主義」であるので、リアリストに嗤われるような諸々の行為は当然正解なのであった。個人的には、墜落の瞬間そのまま水没、という流れも「アリ」やなと思っちゃいましたけど。


ヤボなこととは思いつつ、ヒミツの業務時間中に携帯を携帯している主人公とか、緊急事態のそのタイミングで別の機動テストを許可しちゃう上司とかはどんなもんかなあ。無論それぞれ話の展開に直結する要素なんだけど、なんか安心して身を預けられない奴らだなあと思っちゃったよ。


デコの人はどうやら「大胆なポーズ」がシグネチャらしい。とてもエエことであります。あと、未来の体操着って「普通」の基準がすげえのね。


ヒロイック・エイジ3話。青銅の種族があの姿だったので、銀の種族のフツーさ加減が拍子抜けかも。ってこの二者は主従関係なのか。うーむ、青銅の種族側のアレコレとかも見てみたい気がしてたんだけどな。単なる道具扱いとはちと残念。


てことで、ロリ双子を触媒にキャッキャしながらエイジさん馴らしのご一席。「絵が上手い」というキャラ付けは面白くて、本職の作家さんらしいアイディアだなと思いました。んで、彼のあまりのパーフェクトガイぶりに嫉妬する親衛隊々長さんが一人。今までオーバーキルにも程がある強さであって「一体どういう障害が用意されてんのかな」てな感じのエイジさんだが、内部からのイザコザとかもあるのかしらね。


次元潜航艇ガルマンウルフみたいな「空間から浮かび上がってくるワープ」はなんか懐かしくて嬉しいかも。あ、状況的には逆(水面上が異空間)なんだけどね。うん、今んとこ「大きい話をちゃんと大きく見せてる」感じがあって楽しいですよ。