結界師

結界師3話。鬼は力を求める。それ以外の全ての物に価値は無い。旧き繋がりを断ち切り、自らを再構成してまで彼は自我を肥大させてゆく。烏森とはそういう地のようである。それは春日の、ヨキの望んだことであったのだろうか。


…ってことで、やってたことはほとんど人殺しである春日さんにも優しい良守さんである。この辺は少年マンガの王道ですな。逆に言うと、ラストさえシメれば大概な描写でも出来るってことであって便利なジャンルではある。んだけど今回の場合は、雪村親父と春日の過去譚が今ひとつ説得力に薄くてちと締りが悪い。なんかムリヤリっぽくね?


第3話、実質上は4話と言ってもいいこの回にしてまだ絵がいいのはすげえな。この時間帯のアニメってのはそこまでパワー入ってますのんか? よく知らんけど。今回はアクションとエフェクト、何より鬼の再生シーンの気合が尋常じゃなかった。あら懐かしきAKIRA思い出しましたよ。ただのグネグネじゃなくて組織のパーツがシッカリ別々に描写されて動いてるのがエエな。


ほぼ学校のみという限定状況下でのドラマだもんで、その辺りどうバリエーションつけていくのか、ですな。裏会とか兄とか、少々キナ臭い設定が今後生きてくるのだろうか。…しかし、あのテロップ攻勢はずーっと続いてくのね…。