コードギアス/オリンシス/ケロロ

コードギアス 反逆のルルーシュ3話。母の仇を追い飛田展男を弑すルルーシュ、そのあとに毛ほども緊張感の無い学園ドラマでこんにちは。こういうクリシェ的な展開でメリハリを図るのはなかなか上手い。…学園風景がすごく空虚に見えるのも計算のうちなんだろうな。


学園の一員であったゲリラ小清水。致命的なミスを土壇場の策謀でかわすルルさんだが、女子のシャワー中に慌てて仕込みに走ったのを想像するとちと可笑しい。二人の勝負はルルさんが一枚上手で、ついでにちちとしりを見ることもできて良かったね、である。


緊張感のあるシナリオと、要所のコメディでそれを抜く演出が良い。また主人公の催眠能力強すぎ違うか、という不満を「一人一回だけ」というシバリで対処するのも(どこかゲーム的だが)妥当。やっぱこういうドラマ作りは慣れたものですな。単語の選択がセンスあるのかな。例えば「新宿のことは何も言うな」というキーワードが、小清水の立場からだと実に思わせぶりに聞こえるのが上手いなあ。


銀色のオリンシス3話。えー、前回の後半見てないんでよく判らんが、ぐずぐずした性格の主人公を張り飛ばすために久川綾の人が降臨する話。自らをして「謎の美女」と称するんだけど、こういうのは上手く話を作ってる作品がやることであって、緩い作品がやるとただの手抜きに見えてね…。まあいいや。


ロボへのダメージが直截テアにも降りかかる事を知って動揺するトキト。君を危険には晒せない! ってワケだ。久川綾の人が一喝してそれを解決するって話だが、…えーとあの、どう解決したの? 「トキトの頭に血が上っちゃってテアのことなんかどうでもよくなった」って風にしか見えんのだが。


アクションシーンもほぼワンパン勝負だし、ちょっと辛いな。何よりBGMの乗せ方が微妙で困る。どうも盛り上がらんのよ。うーん。


ケロロ軍曹。前後編でほぼリンクの無い話ってのは最近ではちと珍しいか? とりあえず前半はショッカーみたいな秘密組織のお坊ちゃま隊員さんの話。小隊内では不当に評価の低いドロロであるが、どうやらギョーカイではちょっとした顔らしい。ま、あの戦闘能力だしねえ。


ゲストの半人前アサシンに松島みのりは久しぶり。ははあ、ミート君的演技をお願いします、ってとこですかな? 首領の麦人は「SOUND ONLY」ネタ…だけかな。ハゲのカタブツ艦長姿でも出てきたら…って、それは今川監督テイストか。吉崎つながり。


後半は青い鳥話だけど、結局こいつは普通の地球鳥類だったのか…。てっきり宇宙ブルーバードで超知能生物とかいうネタかと。ママさん久々出演(焼き鳥ネタはホンマに趣味悪いよな)でありましたが、不機嫌の理由が「雑誌校了開けで消耗中」ってのが妙にリアルでおもろかった。