ホロスコープ(榊原いくえ)

●立ち読みしてたら「昔13星座ってあったよね」とか仰っているお嬢さんがたが居た。「あったあった。えーと普通は12星座だよね」「うん、それで何が増えたんだっけ」「何だっけ」「何だっけ」…ああ、言いたい言いたい喋りたい! へびつかい座だ! そっからホットラインがかかってきたりして大騒ぎだ! レッドスネークカモン! コールミースネーク!


●ワタシはあんまし卜占や星占等を信じていない。でも、それがしょーもない規模であるほど妙に気になりますよな。ワイドショウの色占いとか、初詣のおみくじとか。…血液型による就職差別とかクラス分けとかは論外としてもね。


しかし占星術を開拓してきた先人たちの観察力と想像力には頭が下がる。地上から見た惑星の動きを合理的に説明するための理論なんか、まーよくここまで構築できたものだと感心しますよ。そらまあ、あんなけ複雑な機構が天上にあるのが真実なら、ワシらの生活にもなんか影響あるんと違うか、くらいのことは思うだろうな。


●とまあそういうこととは関係なく、今ちょっと気になったのは「南半球の占星術師は南天中心のホロスコープを使ってるのかなあ」ってことでした。そらまあ、占いに必要な情報はほぼ黄道に集中してるから関係ない、と言えんこともないが、それでも十二星座の並びとかは逆になったりしないのかな。


…まあ、フツーのホロスコープも歳差運動によるズレをてんから無視しているし、そこらへんはどうでもいいのかも。むう。