Blood+

Blood+37話。前回予告の予感どおりカールは果てる。エキセントリックにサヤを求めつづけた理由は、彼が孤独であったから。ディーヴァに受け入れられなかったから。…まーその何だ、変人の多い当作の中でも「行動を理解してもらえない度合い」では筆頭株主のカールさんであったが、その最期の描かれ方は割と良かったな。


カールとソロモン。サヤと仲間。その関係は似ている、とソロモンは言う。うん、ここにきて久方ぶりに「感情描写が良いな」と思えるエピソード。仲間との感情を引きずるサヤの弱さが一転して強さに化ける瞬間や、泣かぬカールの頬に落ちる一滴の血の絵など、ベタながらなかなか上手い。


今回は脇キャラ描写も丁寧でしたね。ケーキ作りに奮闘するデイヴィッドとルイスとか、何だかんだで入りびたりの小清水任侠娘とか。…そーか、こいつとサヤって同級生だったんだよなあ…。