獣王星/ARIA

獣王星8話。しっかしこの星の技術レベルは判らんなあ。ワイルドワイルドな世界かと思えば、超絶テクノロジーも存在する。その矛盾が魅力になってりゃエエんだが…。今んとこ、チグハグなパッチワークにしか見えないな。


さて…先週のチョネチョネ・イチャイチャ話がこれほどメインになるとは思わなかった。極限環境でパクロミ姐さんと二人きり、そして近づく二人の仲…ってな細かい描写にならないのだなあ。もう一足飛びでスキスキ関係。好きになった理由ってのも「美人だから」。ハ、そうですか。


とにかく二人で穴っぽこに落っこってからのドラマ、ひどく情感を追いにくい展開で参った。「お前さえ居なければ!」→「何故攻撃を避けない!」→「お前は美しい!」。何かが強烈に足りない感覚がして仕方がないが、そこらはワタシの凡夫たる所以なんでしょうなあ。


だだっ広い大雪原で、ザギ組・サード組・トール組が偶然出会う、という技のない脚本も何とかならんか? だからさ、「ご都合主義」ってのは手段にしちゃいかんのよ。「その大嘘を見せる」ことを目的にしなきゃ。


ARIA・9と10話かな? あっぶねえ、また二階建てか。気付いてよかった。やっぱTV雑誌に頼りきりは良くないなあ。


9話は久々のお仕事話。観光案内業として知識が無いことを気に病むモミ子さん。確かにおもろい事を見つけるってのはセンスだからなあ。見る人が見ると、何も無い日常も波乱万丈ですからねえ。というネタを「停電なので星明りが綺麗、ああ気付かなかった」というオチで強引に繋げた感はありますが、まあなんとかまとまってたのではないかな。


10話は…それと間逆の話ですね。新参者にしては妙に知己の多いモミ子さん。さて、その理由は? 「灯里というフィルタを通すと、見えないものが見えてくる」。二話連続で見るとその矛盾が面白いですね。モミ子さんは物は知らんが人は知る、ってワケだ。怪しげな人形使いが一転、ノスタルジックな雰囲気に見える描写はお見事。


…どうでもいいが、キミら若手ゴンドラ乗りには私服が無いのか?