ケロロ/侍

ケロロ軍曹スターフルーツ大プッシュ話。前後編ともこの果物を軸に展開するんだけど…いや、マクガフィン(?)として「スターフルーツ」というチョイスがかなり微妙かつ謎。ど、どうしたの? 単に星マークつながり?


前半は軍曹が病気になるんだけど、これが作戦やフェイクじゃなくてホンマに生命の危機であったのがちと意外。平松ママがスターフルーツ買ってこなかったらマジで死んでたのではないか。…宇宙五月病は怖いなあ、というお話。


後半は夢オチ話。成功確率1500%の作戦って、なんだ前後編とも作戦内容は謎か→あれ? 作戦が明らかになったよ? にしてもこの程度で1500%なの? →夢オチかーい! という、重ねあわされた周到な肩透かしネタがとても脱力感を誘った。


SAMURAI7・6話。上のゴタゴタによって「サムライ検め」である。それに乗じて侍をゴッソリとスカウトしてきたキクチヨだが、みなの反応は「よくもまあハズレ籤ばかりを…」てなもんだ。連れてこられた侍どもこそ災難である。…ま、確かにハズレなんだけどさ。


サムライ検めの手はカンベエたちにも伸びてくる。逃げましょうってんで乗った列車が「垂直真下行き」ってのが面白い。列車アクションのテイストもキッチリ盛り込んでくるのはB級好きとしては満足ですよ。


そしてキクチヨさんは「ここは俺に任せて先に行け!」パターンで自己犠牲。ま、すぐ戻ってくるのは判ってるけど、それでも去ろうとするカンベエに斎藤千和が泣き通せんぼするシーンは良い情感でしたな。


上でも言ったようにアクションの見せ方はいいんだけど、作画自体は少々おとなしすぎて物足りなかったな。もっとダイナミックに! 丁寧ではあるんですが。