エウレカセブン

エウレカセブンAO・8話。中東に現れたシークレットに対処するため出動した笛吹き野郎どもだが、世界のめんどくさい情勢がそれを阻んだり親子の関係に紐付けて若者が反抗したり…という、割と一般的なルーチンに則ったお話の回。今後こういう所謂定番話がどんだけ入ってくるのか怪しいものなので、今のうちに楽しんでおこう。

その「めんどくさい情勢」ってのは米国と中東のアレコレである。この作品らしいっちゃらしいが、それにしてもまァた生々しい題材をそのまんま出してきよりますな。実際に各国に出向いていくんだから当然とも言えんこたないが…って、ワシらの居る現実の世界とエウレカの世界がどこまで同一のものか、まだ判断しきれないけどね。とまれ、国家圧力と「父親」に対して反抗するアオとフレアは、青臭くて若々しくていかにも主人公っぽくて悪くない。作戦成功、意気揚々と見返したろと思ったらやっぱし親父の掌上でした、っちうところまで含めて、なんか意外なくらいに普通の少年アニメではあった。…のちのちちゃぶ台返しするための伏線雰囲気作りじゃないだろね。げへへ。

冒頭、一人で勝手に出撃しようとするアオがアッサリ阻止されるシーンはよろしい。作品の狙いにもよるが、例えばこのエウレカにおいてアレが無策に成功してしまってはちょっとリアリティが無さ過ぎるよね。繋留索だかケーブルだかを引きちぎって無理矢理動かしてる描写含め、その辺のツッコミを回避しようとしてるっちう演出意図は感じられました。あと過去のシークレット記録、1752年を検索してみたらフランクリンの落雷実験の年なのね。それで今回の敵は電撃使いだったワケか。