ソウルイーター

ソウルイーター36話。魔道具争奪戦は漁夫の利としてのメデューサさん勝利に終わる。奪取失敗のシブセン、非所有ながら所有ブラフの可能性を得た蜘蛛、そして真にそれを所有する蛇…という(現時点での)階層構造への持ってきかたはなかなか。


ま、当然ながらここで何もかも決着させるワケにはいかないのはバレバレであり、どうしても「痛み分けに終わるんだろうな」てな予想アリアリな対モスキート戦ではある。モスキートさんもソウルの悪魔も皆の共鳴も、各々の物語は未だ表層しか語られない。少々「設定のための設定」っぽい雰囲気は気になったか、な。


それでも周囲の構築物をぞろぞろ両断しつつ敵を斬るマカさんの必殺技など、見所はちゃんと外してはいないのですがね。キメシーンでは別視点からの3テイク、という手法を2度も使って印象付けているが、この(ちょっと古臭い)しつこさが結構ベタな効果があってワシ好みでした。何となく出崎的な繰り返しを感じたり感じなかったり。