地球へ…/電脳コイル

おお振りの時間が空いてたのに放映するのは地球へ、ってのは多分後ろの新作が強力だからだろうなあ。それにしてもおお振りの放映遅れは大丈夫なんだろうか。知らんうちに深夜放送してましたってのはナシですぜダンナ。


地球へ…・21話。トォニィがイヤボーンにいたるまでの話。トォニィのエピソードも確かにドラマチックだったけど、能力が通用しない相手を剛力でねじ伏せるジョミーのラスボス(違う)ぶりが流石の貫禄でなんか笑ってしまったですよ。一方でどこか脆さも抱えてるのが彼のパーソナリティなんだろうな。


トォニィたちは普通のミュウをバカにしてる(あるいは疎外感を感じている)と思ってたけど、整備のメガネさんとは上手いことやってるみたいなのでそれは良いことだ…って、メガネさんは82歳か! ある意味萌えるのか?


スウェナとジョミーの育ての親が同一だったという偶然(ご都合主義)の使い方が割と上手くて、ああこれは確かにキースにとっての天の配剤なのだなあ、てな感じになっていた印象。にしてもすっかり「キースの副官」になっちゃってる成田剣の人が妙にチャッカリしてて可笑しい。世渡り上手の介だな。あと冒頭の看護婦は折笠愛だよね? 愛姐さんを端役で使い回しとは大層なアニメだなあ。


電脳コイル14話(でいいんだよね?)。前半はアキラ視点での総集編、後半は猫目の男とハラケンとの不穏なお話。多分これが元から想定されてた総集編話なんでしょうね。これはこれで考慮の行き届いたブリッジ話だったと思うけど、流石に前回のスタジオ特別番組と連荘ではちとタルくもなるわな。


アキラさんによる観察日記は、総集編というくくりとしてはかなりおもしれえ趣向だと思いました。そこまでの作為は感じないし、ノベタラに退屈な構成でもないし。「いつか仕返ししてやるリスト」をつけつつ、お姉さまキャラ(除くフミエ)が出てくるたびに「関係ありませんが云々」とムフムフしてるのがどうも抜けててカワイイ。そーかー、ヤサコの目の前でケツ叩き見られたのはトラウマかー。そーかー。


猫目さんは色々とそれらしいことを言うてるけど、「これ以上深入りするな」とか言う人は必ず深入りのキッカケを作る人だよな。そんなこと説明もなしに言われて納得するハラケンでもあるまい。ここでこの番組タイトルである「電脳コイル」という単語が実際に出てくる、というタイミングはなかなか。折り返し地点で本格始動ってとこですかね。