ギガンティック/コードE/銀魂

機神大戦ギガンティック・フォーミュラ18話。ベネズエラvsインド戦、小清水+勝生vs井上喜久子高山みなみ、というなんかおっそろしい事態になってました。新登場のインド組は高山さんはともかく、井上さんは「スピリチュアルデムパ女神キャラ」。タイプキャスティングここに極まれり、てな感じで可笑しかったなー。微妙にカンに障る言動とか、なんかもうコントみたい。


メカ戦は毎度のよく判らん必殺技合戦の末「物語上勝つ方が勝った」という感じではあったけど、ベネズエラ組の石に齧りつくような勝利への執着はちょっと良かった。格下扱いのペアだけに余計にね。…しかしあの、唐突な玄田哲章の英会話シーンは何だったのだ? 演出意図が判らん。


CODE-E・5話。海老原さんが九条さんにブチ切れられて丸く収まる話。このシーン、海老原さんがどう思ったかは(その後の父との会話で間接的に示されてはいるものの)直接描写はされなくて、主に九条さんの心の動きをメインに演出されてるんだよな。科学バカさんとの「あの子のためにしたんじゃないわよ!」という定番ツンデレ台詞も、ホンマはホンマに自分の心に対して発した台詞である、というこっちゃねんね。この辺ちょっと定番はずし(に見えないけど)で興味深かった。


全体的にかったるい話運びのこの作品ですけど、今回はそのゆったりしたペースがエエ方に働いていたような感じ。後半の父と娘の会話、お父さんのフォローや慰めは全く本質的解決になってないが、その内容でなくそう言ってくれる行為そのものが解答なんだよ、というのがちゃんと腑に落ちる。よくまとまってたなあと思いました。…でも、ま、万が一もあるし、やっぱタイプライターか手書きにした方がエエのと違うかな?


あと海老原さん、手に持ったカップめん沸騰させて「電子レンジ効果」って、そうなると電子機器云々の前に下手したら生き物死なんかェ? 大丈夫か?


銀魂67話。枠構造は夏なので肝試しであり、内容は非常識な主人公たちが一般人と関わってエライ目に遭わせる話。毎度ながら銀さんは、最初の人を不幸にする態度と後半の教訓的な言動がつりあわねーのであってエエカゲンな人である。ラストは新八の言う如く「エエ話」で終わらせてるように見えるが、やたらに唐突な嫁はん登場といい割と取って付け気味。…いや、銀魂らしいズルズル話だったと思います。


ぐだぐだの幽霊演じて飴玉もらう神楽さんのぐだぐだぶりがなんかペーソスで良かった。あと、大門+幽霊の新八をして「バカの考えだよ! 怖いものと怖いもの足したらもっと怖いってのは」ちうネタが妙にツボでした。新八さんはたまにこういう役所に入るな。