DtB

DARKER THAN BLACK・10話。メガネ主任のチャイナコス珍道中、その後編である。かつての友人から向けられる不可解な感情(と死の攻撃)は激しさを増す。ポロリとヘイさんが漏らす「友人から裏切られるのは辛おますな」という伏線台詞を経て、それでも主任はまっつぐ頑張っていくのであった…という。


因縁話として充分楽しんだのだけれど、なんでも言葉で語っちゃう判りやすさがちょっとだけ鬱陶しいと思ってしまった。特に敵の契約者がヤクザ娘を殺してから、「自由からの逃走」もどきのコンプレックス譚を述べ立てるシーン。まあそれだけ「平易な娯楽作品」を目指しているってことで悪い事ではないはずなんだけどね。でもま、ちょっとだけね。


ヤクザ娘さんはトンガリ耳契約者の言う通り、庇護者を求め求めての生涯だったのだろうが、その性向を自分の良きように再構成しちゃったのは多分このトンガリ耳さんなのだろうな。悪い奴ッちゃで。どうやらまだ死んでないようなこと言ってたし、今後また出てくる目もあるかしらね。


ヘイさんとの契約者バトルは、今までにも増して疾さを意識した作画で見ごたえがあったかな。…速さ勝負の能力にしては「血液着弾→指パッチン」という段取りが必要なのでちと弱そうだけど。ま、ミバを考えると非常に効果的なのでヨシとしましょう。あと、裾破れチャイナ服のメガネ女とトイレで二人っきり、ってシチュエーションは割と燃えた。