のだめ/アイマス/ヒロイック

のだめカンタービレ19話。承前であってさてブラームスである。開始早々からいきなりのクライマックスで、その後の状況もごくあっさりと済ませてなかなかイキな演出。でもやっぱ、オケのハネでそのままエンディング…って方が余韻があっていいような気がするんだけどな。いや、充分面白かったのだけれど。


後半はのだめ催眠による飛行機克服の千秋さんと、のだめさんのピアノへの情熱(動機は不純、ていうより俗っぽくてこの子らしいけど)を平行して描く。ずうっと抱えつづけてきたトラウマ描写を、その内容の重さをスポイルせぬままソフトに提示するのがこの作品らしい。アイキャッチカニとかね。


峰さんのオケ情熱も意外にも通りそうな勢いだし、さて今後どう転がっていくのやら。ここしばらく裏方仕事なのだめさんなので、ここらでなんか一つやらかして欲しいとこですな。


アイドルマスター XENOGLOSSIA・10話。マコトさんは今の状況が許せないのでそれを強力にリセットしにかかる。ノリとしては学園モノ定番のライバル妨害話であり、まァ要するに「痛い! 私のシューズに画鋲が…!」のキッツイ版なんですけどね。…そうか? ハルカさんが死にかけた時は相手が悪の組織だったのですが、今回は身内が殺しにかかってるんだもんなあ。舞HIME以来の派手ノリは判ってるつもりだが、ちょっとね。


どうもアイドルマスターさんたちは「ライトスタッフ」に欠けた人が多いようで。じゃないと話が作れないのでしょうか。…ちょっと判んなかったのは、テメエで殺しの状況を作っといて「そらみろやっぱり」みたいなことを呟くマコトさんのシーン。えーと、アイドルが自律稼動して助けなかったから「そらみろ」なのか? いや、それはちょいとムチャな理屈じゃねえかなあ。


マコトさんは部屋の状況を見るかぎり、元からカニさんにご執心であるらしい。よし、ここは着ぐるみ小清水さんの出番やな。確か前回カニ服着てたよね? 


ヒロイック・エイジ9話。銀の人はなんとか去ったが、強大なるメヒタカは未だそこにある。しかしカルキノスの一大事を救うため、メヒタカも退却を余儀なくされる。闘いたくないメヒタカにとってもそれは望むところであった。…てことで、なんとでかちち艦隊の生き残り。いやまあ多大なダメージはあるものの、少なくとも全滅とはならなかった、という。良かったね艦隊のみなさん、またあの谷間が拝めまっせえ。


お互いの陣営、つかの間の休息(と戦闘の傷跡)。あくまでも死闘の谷間の一瞬ではあろうが、こういう描写があるとハナシの流れにうねりが出てよろしな。えーあと、エイジさんの「宇宙から海へのダイビング」というバカ帰還方法が良かった。エイジらしいバカさと、この作品らしいオーバースケール感でした。