犬とガンダム

●ウチからちょっと離れたところの本屋はそこそこ品揃えも良くて割とよく行く。なんかチェーン店っぽい佇まいだけどそこんとこはよく判らない。店の一番奥に従業員エリアへの入り口があって暖簾がかかってんだけど、ここに犬がいる。そ、店内にだ。


毛は赤で裏白で巻き尾、っちういかにも和風な中型犬。ひもで繋がれていて基本的には大人しく、(動物連にウケの悪い)ワシがなでたり触ったりしてもただ気持ちよさげにしてるだけの良い犬だ。


ただ、人恋しさ感情のの波があるんでしょうかね、たまにやたら寂しがったりしてる時がある。わんわんきゅーんきゅーんわんわん。こうなると従業員とか店長とかが入れ替わり立ち代りなでに来なしゃあない。店員さんだって客対応とか何とか仕事はいくらでもあるから、ちょっと犬の相手しては去っていくでしょ。1分もするとくーんくーんわうわう。もうね、この時の声が見事に「ほっとけない」って感じなんだよな。全く人転がしの上手い野郎だぜ。天性の人たらしの素質がある。


●「ガンダム00」という新作名を聞いて最初に思い出したのが「Oガンダム」だっていうワタシは如何なものか、という今日この頃如何お過ごしか。如何。アムロの息子はソーラ・レイ。


何にせよ、ここまで波がありながらも連綿と続いているコンテンツってのは大したものだ。キッチリ稼いで、そのぶんマイナー野郎ども向け作品へと還元していただけるとありがたい。種系があそこまでウケへんかったら、例えばイグルーとかの企画も難しかったではないかなあ。…まだ見てないんだよなイグルー。そのうち見ないと。


おっさん向けとなると地味で渋い外伝系ってのが相場だろうが、ここは一つおっさん向けバカガンダムってのもあって良いところだ。実録ガンダムとか仁義なきガンダムとかどうか。内部権力抗争に明け暮れる暴力絵巻宇宙世紀。わりゃァ覚悟さらせタマとったらあ、ザビ一家の鉄砲玉がなんぼのもんじゃーい、っての。若頭のナリタミ・キオ・ザビが「立てや組員!」とか演説して、カジメイ・コ・ザビに謀殺されるの。当然首領はカネコノ・ブオ・ザビ。お前はヒトラーの尻尾よのう。


…トニたけ辺りが既に描いてそうな気がしてきた。