らきすた/アイマス/ヒロイック

●油断してたら録ったまま見てない新作がいくつかあった。もう上書きしちゃって見られねえ。あー、もーいーやめんどくさい。あの葡萄は塩酸並みに酸っぱかったということにしておこう。


●新番組、らき☆すた京アニさんの新作である。しかし凝りに凝った歌舞作画はもう付き物扱いなのか。


初っ端から、あ、怪物くんだ。あとストIIだ。色的にはダッシュかターボだ。あとキョーダインだ。一十百千万億兆京。最後のはこの歌に限り「きょう」と読もう。というぬるま湯いパロディで割と楽しい。しかしまた平野綾さんなんですねえ。大人気でよろしいが、すり減らされるが如きの消費をされているのでなければよいけれど。今回の演技プランはまる子っぽいか。


実にどうでもいい、だあれも損しない、菓子箱の中の菓子みたいなアニメ。この画面でこのキャラでアニメでなければノックしてやりたくなるような(c いがらしみきお)会話を延々と。にしても30分のネタとしてはちょいと薄すぎないかなあ。主役の人のオタ態度も芸未満、単なる自家中毒といった印象。見てれば慣れてくるのだろうか。


また意図的にだと思うがおっそろしく起伏を作らない演出で、ダラダラ見る分には何の問題もない。そういう見方を推奨しているのは明らかだけど、それにしては贅沢な作画なので(こっちの勝手な苦労として)ちょびっと疲れました。ワタシが見るにはちょっとかっこ良すぎるような気がするんですが、負担にはならなそうなのでつきあってみます。


アイドルマスター XENOGLOSSIA・2話。あ、石田の彰さんまで出てきちゃったよ。ホンマに舞姫劇団の追加公演みたいになってきたなあ。


悪徳勧誘であるを乗り越え彼女はいかにしてロボ乗りになりしか、までのお話。まあ結局「ロリコンロボのご挨拶にほだされて何となく」ってことなんですけどね。この軽みは敷居の低さとも言えるか。ナルコレプシー娘さんとか常にペンギンきぐるみの人とか、軽妙なキャラ付けの人たちも後々重めの展開に立たされたりすんでしょうね。舞姫的流れだとするとさ。


第1話に引き続き今回も作画は実直かつ慣れたものだ。要所のエフェクト作画に手抜きがない。いかにもCGで動かしやすいですよというロボットを、今時手作画してるのはなんかエエな。めんどくさかろうにね。


しかし紅茶といえばアールグレイなのねえ。定番軽めのフレイバーティーという選択が、なんとなくこの作品に合ってるような気が…するかしないかよう判らん。


ヒロイック・エイジ2話。飛龍さんとこで指摘されてたが…なーるほど、「英雄の種族」だけなんか浮いてるなあと思ったら「Auの種族」かあ。ありそうなネタでございやす。てことで、衝撃! 人類の救世主はサルだった! の巻である。まあテメエで勝手に作った儀式でもって異文化の人をカタに嵌めようって方がムチャだわな。


エイジさんと地球人類との間に存在する12の契約。それはもうなんつーか、征服欲と虚栄心と恐怖感で練り上げられた奴隷契約にも近い。姫様はそのことを自覚しておいでのようだが、無論このいびつな文言は今後のストーリー展開に影を落としてゆくのだろうな。


百万の敵をワンパンで斃すエイジさんは相変わらずムチャクチャでグゥ。バイオメカニカルな変身シーンもかなりな作画密度で見所であった。あと、OPも大河ファンタジーSFっぽいハッタリがあってよろしい。今んとこ楽しんで見てますよ。