あさっての方向。

あさっての方向。6話。なんか馴染んでるお三人様だが、ナリは大人でよく気が回るとは言え一番あぶなっかしいのはからださんである。からださんを探しにテッちゃんがやってきても、気の利いたいいわけ一つ返せない。どころか、何の目算も無くあとついてっちゃうのだ。しかし二人の道行は「ヒミツのおもいで旅行」の様相を呈してくる…。


まーしかし、毎度ながら起伏に乏しい作品ですよこれが。演出力の粘り腰でガッツリ見せてくれているが、そういう意味ではこれ「力押し作品」なのかもしれない。前回より気になりだした光と影の描写力も良いが、ダイアローグの組み立てが地味ながら上手いよね。からださんのもどかしげな受け答えとか。


…でも、車が通り過ぎたら忽然と出現するからださん、という絵はちょっとやりすぎ、というか凝りすぎのような気がしたです。なんかヘンだった。


今回は今回で丸く収まったようだが、三人の関係はしかし宙ぶらりんの不安定さを内包したままなんだよな。うーん、そこらへんどういう話にしていくんだろ。見てる方も宙ぶらりんの気持ちがあってモヤモヤしてます。さて。